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日記

日記です

この季節になると思い出す

この季節になると思い出す。

あれは年度末でそろそろ定期が切れる頃、更新をしようと駅に向かった日曜日。

年度末特有の落ち着かなさと、明日からまた一週間が始まるという既に憂鬱な日曜だったこともあって、この出来事は私には無関係にもかかわらずものすごく憂鬱になった。

前にもブログに書いていたかもしれない。

 

 

中学生にも主婦にも見えるような、だけどおそらく10代後半か20代前半かもしれないけど、全体的に淡い色の服を着ていて、淡い色のパンッパンのカバンを肩から掛け、

(そのパンパンのカバンがまた主婦感を増長させていた)

眠そうな意志薄弱そうな顔つきの、すこしぽっちゃりした女の子。

女の子というくらいの、もしかしたら高校生くらいの、いや、もしかしたらほんとに中学生だったのかもしれない。

 

駅員室の前で駅員さんになにやら訴えていた。

「・・・の人が、  を触ってきたんです」

聞き取れず無愛想というか平静の様子で「え?」と聞き返す駅員さん。

少し声を張って「隣の人が、体をさわって来たんです」言い終わる前に声が泣いている女の子。

少し慌てて駅員室に通し(マニュアルなのか)奥の部屋で誰か女性にバトンタッチしていた、もしかしたら隣に交番もあるし女性警察官だったのかもしれない。

女の子の涙声を聞いて、ああ、言ってるうちに泣けてきたんだなと思った。

それを人に訴えて、その言葉が自分の耳に入って改めて脳が起きたことを解析して、そりゃ泣けてくるわ。

 

だけどもうなんか、生きれない。こういうことが毎日起きてて、こういうことっていうのは痴漢を指してるんじゃないんだ。

 

その女の子は可愛いわけじゃなくて、失礼ながらどちらかといえば可愛いの対極に振り分けられそうなそういう子で、昔、痴漢は“言えなそうな子”を選ぶと聞いたことがあったんだけど、おとなしそうな子を選ぶと、確かにおとなしい言えなそうな子を選んだ方が安全だよなあなんて思ってたんだけど、言えなそうって、言えなそうって、もう頭をかかえたくなるんだけどこういうことなの?

私の個人的な解釈としては、自分で自分のことを、男性の性欲の対象にはならないだろうと、セックスアピールみたいなものはどちらかというとないだろうと、自覚しているような子を選ぶってことだったの?と。

自分が痴漢の被害を、性的な目で見られる以上の扱いを不本意に受けましたと、自己申告しても、ましてや男性駅員に自己申告しても、申告したことで予期せずさらに傷つく扱いを受けるんじゃないかと言う心配が頭をよぎるであろう、そんな子をあえて選ぶのか。

そういう現実を見たのがもう3,4年前。

あれからも時々思い出している。