日記

日記です

epit○ph

ト〇プルファイヤーのアルバムタイトルが〇ピタフ。
エピ〇フって?と思い調べると墓碑銘だそうで、墓碑銘ってなに?と調べるとお墓に書かれた故人を悼む言葉らしい。
そこでなるほどと納得したつもりが、じゃあなんで墓碑銘なの?と思い検索すると、墓碑銘は簡潔で奇警な言葉が多いという一文にぶつかり腑に落ちた。
1 SEXはダサい
「その時はそう思った~」のサビ。
これを聴いたとき、よく雑誌などのインタビューで、けっこうな偉い人らしい、その道の有名人らしい人が、記者に「以前は○○が重要とおっしゃっていましたね」と問われた時に「ああ、その時はそう思っていたんですけど、今はだいぶ考えも変わって…」とあっさり覆すやりとりを思い出した。
えっ?いいの?何かすごく信念とか裏付けがあっての発言じゃなかったの?えっ?というあの置いていかれた感じを思い出しました。
のっけから、ロックはもう終わってる、セックスはダサい、Vネック着てるやつ性格悪い、スノボ行くやつバカ、など(おそらく)したり顔で喋ってるこの人(歌詞を書いてる本人というよりはこの歌の中の人)の「本当の実力でいうと関根勤が一番面白い」という部分、本当の実力って意味がダブってしまっている言い方で、普段からあまり深く考えずに、まさにその時思ったことを口にしてる人なんだとわかる。人物像に一貫性がある。
2 トラックに轢かれた
「あの人のアイデアは トラックに影響なかった」って痛快。
初めて聴いた時から歌詞も曲も大好きである。
これはきっと哲学書に、この状況を表した場面が小難しい名前つきで載っているんじゃないかと推測している。
これもまたトラックに轢かれた人の発言が、ああ、この人言いそうと思わせる。これも人物に一貫性がある。この、「40代なのに20代に見えた」人は後半出てくる“こだわる男”と親和性を感じる。何が言いたいのかを明確にひも解きたいんだけど私の力不足によりできないのが悔しい。
3 変なおっさん
この歌詞は頭のなかで映像化するのが楽しい。
季節が当然のように秋から冬へ移行するのと同じく、この人(この場合は作詞:Voの吉田氏本人)は自然な流れでごく当たり前に変なおっさんになるし、反面、日本経済の変動が、時代がどう変わろうとも関係なく、大人しいおっさんになる。
「季節はめぐり続ける 町は少しずつ表情を変えていく 俺は変なおっさんになる」
この突然の関係なさがたまらなくいい。
個人的にはこの次の“Bの芝生”にも繋がると思っている。音楽をやり、コラム書いて完全にそっちが好きならそのままその道を歩むだろうし、一般的なおっさんにはならず変なおっさんになるのでしょう。
大人しいおっさんの場合は、普通に就職した場合、つまりA面の選択、あまりアクティブで弾けたタイプではない人(のように見える歌い手)の行く末か。あるいは働きながら音楽をやり続けた場合の、昼間の大人しいおっさんと、ライブなどがある夜や休日の、会社の人が知らない変なおっさんの二面性といったところでしょうか。

4 Bの芝生
最後の一言が「一回決まったんで絶対変えられなくなった」ということで本当に良かった。
Bに決まって本当に良かった。Aになんて行ってほしくない。
普通私たちはAの芝生に行く。Bもいいなって思うけど、憧れ程度だったり自分でも現実味がなくてBを選ばない(選べない)ことが多い。
Bという選択肢がはなからない人もいるし、Bという存在自体認識してない人もいるのかもしれない。
Bにいても、Aに行くべき、いや“戻るべき”かもしれないと迷うことも多いんじゃないか。
「Bの先生や家族に心から感謝してる」は思わず感動する。
そしてこの“Bの芝生”は“ゲームしかやってないから”につながると思っている。
5 戦争の話
「もうやめようよ 戦争の話」
とひたすら繰り返す、合間の小ネタが生きる一曲。
これは初めて聴いたとき、戦争の話、平和に関する活動をシェアするFaceBookがまっさきに浮かんだ。
6 面白いこと言わない人
ビートたけしのまね二度とやりたくない」という歌詞があるけど、そんなことさせられるんですね。
7 今日は寝るのが一番よかった
どうやら1日寝てしまったらしいこの人、「納得してる」と言えば言うほど後悔が伝わってくる仕組みになった一曲。
ライブの感じではあまりそう見えないけど、寝て終わった1日を後悔することあるんだ。
8 ゲームしかやってないから
これは、歌詞を書いてる吉田さん、何か街コンでも行ったのでしょうか。
「俺 ゲームしかやってないから」と繰り返す。「やって ないからぁっ!」の言い方が素晴らしい。
とにかくゲームしかやってないから勝てるわけないんだと強調する。
つまり、何か勝負しなければならない上に、相手に勝てるわけがないらしい。
理由は「お前がなんかしてた間 携帯のゲームしかやってないからそこんとこ考慮してくんないと勝てるわけない」とのこと。
これ、ゲームしかしてないこの人と、“おまえ”の2人しか出てこないと思って聴いていたんですが、これもしかして他に“考慮する”誰か、勝ち負けを判定するもう一人がいるのか?とも思ったりして聴いています。
で、街コンに行ったと仮定するとすごくしっくりくる。
合コンじゃない。
合コンだと、友達を集めて参加となるだろうし、そうなれば多分みんな似たような境遇の人だろうから“携帯のゲームしかやってない”としてもきっと目立たない。
だけど、街コンみたいに不特定多数の年の近い他人に囲まれた場合・・・
20代30代の社会人、“なんか”やってる。
大きなプロジェクトを任されたり、資格取得が功を奏して昇給したり、名刺の肩書がエグゼクティブプロデューサーとかになったり、独立した人もいるでしょう。そんな縦軸の時間を生きるAの芝生を拠点とした人たち。
対して、Bの芝生で頭角を現しライブの客数も着々と増え、インディーズバンドのフェスなんかじゃトリを務めたりと、名刺こそないものの自分の名前でエゴサーチができる!どうだ、さあ勝負!
でも勝てるわけない・・・!
と言う流れがしっくりきます。
ゲームじゃない。携帯のゲーム。ここに限定されているところがいい。
9 質問チャンス
私はこれ、質問される人の気持ちというより、大学とかで講師の方(どこかの社長とか)をお招きした何かの講義とかで、先生が
「皆さん何か質問ありませんか~、あるでしょう~、日ごろ疑問に思ってることぉ、何でもいいんですよ~」
ってこっち(学生)を煽ってくるやつ思い出しました。
10 なんかしゃべんないと友達になれない
誰かを見てちょっと笑って何も言わないこと、ある。
あるので何だか責められてる気分になりました。
11 こだわる男
小津安二郎の区切り方・・・
おづやす♪じろうを♪ってすごい。日本語が母国語じゃない人みたいな区切り方。
このこだわる君は、塩でてんぷら食べたり、添加物気にしたり、まくらも気にしたり、ナイキの限定履いてたりと、食べ物も着る物もお金かかってる。
小津安二郎を語るところからも趣味の面でも全てにおいて“本物(と思われるもの)志向”みたい。
何の仕事してる何歳くらいの人なんだろう。
トラックに轢かれた人の部下なんじゃないかと思ってる。
12 全国大会
「全国大会まで行ってから呼んでください」
「県大会には彼女とか両親を呼んでください」
「彼女とか両親は先輩のこと とっても大事に思っていて 県大会だって絶対楽しんでくれる」
もうほんとそう思う。
披露宴には呼ばないでください。2次会だけだったら参加できます。身近な、煩わしいが本人も周囲も善意で声をかけてくる断りづらい行事に置き換えやすい。

以上、エ〇タフ感想文でした。

 

2015年11月頃に書いていたものを転載