日記

日記です

カップルと謎解きゲーム

脱出ゲームというものに初めて行った。
私たちは友人同士で参加し、女3男1という最近のいつものメンバーだった。1チーム6人というルールのもと私たちのテーブルにはカップルが追加された。
グイグイくるアグレッシブな人と一緒だったらどうしよう、と心配していた私たちは大人しそうなカップルでほっとし、どちらかといえば私たちがゲーム進行の主導権を握る形になった。

そのような流れなので当然私たちは楽しく、ほんとのところはわからないが、カップルも帰り際楽しかったと言ってくれた。

本題。
カップルは実はカップルではなかった。
最後のアンケートを書いたとき、誰と来たかの欄で友人に丸をつけた私は、暗闇になったのをいいことに、隣の席の「彼女」の方が恋人に丸をしたのか確認したのだ。
なぜわざわざ確認の必要があったのかというと、彼女はメイク薄めのナチュラル美人で感じも良く控えめな雰囲気ながらも暗さはなく可愛い人だったために、メタルフレーム四角メガネに中肉中背の彼と並んだとき、カップル?友達?と判断が難しかったのだ。

私は帰り道、店を出るなり「あの二人カップルじゃなかった」とみんなに報告。

しかしカップルじゃなかったとなるといろいろと合点がいった。
彼の方がアンケートを伏せて置いたこと、そのアンケートを何の気なしに友人Aが表にしてから重ねたとき、彼のアンケートには「つかれた」と書いてあったこと、さらに遡ればなんとなく彼の「うわー…」という表情で下を向いた姿があったような気がしたことなどあれこれ出て来た。(記憶の捏造かも?)

ちなみに、最初私は彼がアンケートを伏せてたのは「つかれた」というネガティブにも取れる感想を書いていたためだ、と推測したのだが、もしかすると彼の方は誰と来たのかの欄で「恋人」に◯をしていたのかもしれない。

彼は面白くなかったかもしれない。
あまりに安直だけど、気になる可愛い女の子とたまたま(意図的に?)某マンガの話が合い、やっとデートに漕ぎ着けたとしたら、彼がマンガの知識と謎解き知識を駆使して彼女をリードし、すなわちゲームそのものをリードし、彼女から高評価を得るというシナリオだったとしたら、それの実現度は低かったかもしれない。
救いはゲームのイニシアチブを取っていたのがグループのもう一人の男ではなく、眼鏡の女だったところだろうか。

しかも彼にしてみれば、テーブルのもう一人の男 (奇しくも眼鏡)は背も高く細身。
一般的に容姿のいい人が兼ね備えている要素のうち2つを既に獲得しているし、長く実用眼鏡を使用している人が踏み出すのに勇気のいる丸眼鏡をかけている。

身長に関する男性のコンプレックスを勝手に想像してしまう。

今回はたまたま、私はこの件(男のコンプレックス)に関して幸いにも茅の外なのだけど、落としたい女の目の前に自分より容姿が優れていると感ぜられる男がいた場合どういう心情なのだろう。

同時に、私はこの背の高い男の方も他人の微妙な心情を察する能力に長けていると思っているので、こういった状況では背の高いことや細身であることへ"引け目"のようなものを感じたりするのだろうかと思ったりした。

いつだったか、イギリスのティーマナーの本を立ち読みしたとき、階級によって作法が違い、さらにそれに気づくのはたいてい階級の高い方なので、実は階級の高い人が階級の低い人に対して気を使う、と言うようなことが書いてあった。
しかし、この内容はこの本以外で見たことがないので、イギリスで一般的に流通している感覚かどうか信憑性は低い。

容姿のいい人は卑屈になる頻度が低い。または、既に私生活のどこかで、自分が高評価を得られる場を維持している人であれば、ホームを出てもそれに裏打ちされた自信が少なからずあるため卑屈になりにくいとも思う。
オタサーの姫はギャル男にウケなくてもあまり凹まないんじゃないか。わかんないけど。