日記

日記です

ロンドン一人旅 4日目 V&A museum Savile Row ナショナルギャラリー

まだ時間があったので、ちょっとヴィクトリア&アルバートミュージアムに寄ってみた。

ここは、装飾美術とデザインの博物館だそう。

中は服の変遷やベッド、調度品、古い門の装飾などいろいろなものがあった。

日本のコーナーもあり、着物が展示されていたが、モダンデザインとしてロリータ服やキティちゃんのキッチン用品があった。

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展示品もさることながら、建物の中がすごい。

まず中庭

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www.google.co.jp

カフェも素敵

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これがこの人たちの日常か。

 

とにかく広くて荘厳で落ち着く。

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美しい天井

 

建物の中に修復室のようなものがあり、頼めばガイドさんに見せてもらえるようだった。

石造に布がかけられている修復室を見下ろしながら、かつては日常使いされていたものが、こうして美術品として展示されていることにすごく感動してしまった。

なんていうか、募金で美術館や博物館が見れるということもあって、芸術や文化は丁重に保管し尊重し、かつ開かれたものであるべきだ、と考えているのかもしれないと思うと涙が出た。

アダム・スミスの名言に「お金を稼ぐ目的は「教養」を学ぶためだ」という言葉があるらしい。

今気づいたけどイギリスの哲学者ですね。

美術館を巡る数日を送っていて、ここの文化はまさにそれを物語っていると思いった。

でも、大人になって社会生活を送っていると、資本主義の中で真っ先に切られるのはアートだの芸術だの文学だと思わざるを得ない。

直接的にはお金を生み出さないそれらは、経済が貧しくなると誰も買わなくなるし二の次三の次にされ、お金を生み出すものやお金を稼ぐ直接的な手段が奨励される場面に立ち会うことが多いので、真っ先にどうでもいいもの、価値のないものにまとめられて追いやられるというイメージだった。

お金を生みだすこと=価値

(お金を生み出さない=無価値 だからバンクシーみたいに高値で取引されるものや、ピカソルノワールみたいに何億するものは価値がある、それ以外は無価値だからやっても意味がない、みたいな)

と、少しずつ教え込まれる。

無意識にそう思っていた私は、そうじゃない、そうじゃない場所があるんだ、ということにすごく感動した。

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修復室

 

とりあえず、近いし寄っとくかくらいの気持ちで入ったものの、じっくり堪能するべき場所だった。

でも予定がつかえているので、あとはちらっとショップを見て帰る、つもりが買い物をしてしまった。

ここは1番ショップが充実していたかもしれない。

お菓子や雑貨のほか、カバンや服、アクセサリーなどなんでもあった。ちなみにわたしはここでリュックを買ってしまう。

せっかくだから、なにかMade in UKのものが欲しくて。

旅行中は何も高いものを買っていなかったので購入。

高いといっても1.5万円ほど。しかも空港で手続きしたら7£戻ってきた!

ここでもドキドキしながらレジに行き、毎回聞かれる「袋いりますか?」に対しての答え(今回はリュックとしてすぐ使うからNO)を用意して待つ。

でも、Noと言ってみたものの、ここの袋めっちゃかわいかった!貰っとけばよかった~

カードで購入し、かつTaxFreeの手続きもあったのでサインを求められた。

そこでいつものように漢字で名前を書く。

クールで真面目そうな女性の店員さんに無感情に「Lovely」と言われる。

あっ、またラブリーだ・・・と思って気づいたけれど、どうもこれ可愛いって意味で言ってないな。とやっとラブリーの意味を模索し始めた。

あとで調べて分かったんですが、Lovelyは“どうも”くらいの意味らしい。

女性でも男性でも使うけど、イギリス英語らしい。

これで腑に落ちた。

 

そして名残惜しいけど、ピカデリーサーカスへ向かう。

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ピカデリーサーカスはナショナルギャラリーに近いけれど、まずは行きたい場所があったのだ。

それは、Savile Row(サヴィルロウ)。

サヴィルロウという言葉が訛って「背広」になったとか。

有数のテーラーが集う地域なのです。

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もちろんここに来たのは、キングスマンにでてきたテーラーがある場所だから。

しかし、なにも調べずに行ったので後から気づいたのですが、「ここ映画の店っぽいな」という店は、本当に撮影で使われていて、店の門にはKingsmanの刻印があったらしい。

しらなかった。(しかも、セットだと思ってたパブも実在するらしい)

とりあえず写真を撮る。

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残念ながら道路工事をしていたけど、休憩中なのかちらほらビシッとスーツでキメた男性がみられる。ほんとうに着こなしが渋い。広告みたい。

 

ここはサクっと写真だけ取って、ナショナルギャラリーへ。

ピカデリーサーカス駅の大通りを通過するのだけど、本当に人が多くて繁華街という感じ。

フォートナムメイソンの路面店があったり、キャスキッドソンがあったり、教会の前でマーケットをやっていたり。フォートナムで紅茶を買おうかと思ったけれど、高くてひとまずやめにしました。というか日本でも買えるしね。

 

ナショナルギャラリーは目の前に広場があって外国らしかった。

ここにはギャラリーの裏からついたらしく結構迷ってしまった。

そんな時、道路の向かい側にまさかの看板を見つけた。

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PALL MALLである。

(カナダハウスという建物らしい)

もともとイギリスのスポーツの名前らしいですが、これ、煙草の名前だよね。

なぜ知っているのかというと、次元大介の煙草なんです。

ちなみに、ポールモールと書いてあるけど、ペルメルと呼ぶらしい。

(いろりろググると“ださいやつはポールモールと言う”というセリフが出てくるはず)

煙草と関係ないかもしれないけど、この通りに出会えてうれしい。

 

そしてやっとナショナルギャラリーへ。

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基本Donateは5£が多かったけど、ここは10£を呼び掛けていた。

しかもなんかスーパーの特売かのように声高らかに呼びかけていて、V&Aの感動が飛んだ。

にしても、さすがに1日3つ(間違えて入ったところを入れれば4つ)ギャラリーを巡ると脳が疲れる。

しかも私は連日かなり歩いていて、足の裏に水膨れなんかもできていたので、絵の印象が薄い。

みたことある有名な絵たくさん見たんだけど。

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ピサロ モンマルトル大通り雨の日の午後

 

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中もすごい

レオナルド・ダ・ヴィンチの絵もあって、劣化を防ぐために薄暗い場所に展示されていた。

宗教画が多かったかな。

ここで晩御飯にした。

お腹はあまりすいていなかったので、サンドイッチと紅茶と、甘いクッキーを。

スタバのサンドイッチみたいな冷たくてパンがデカい玉子サンドを食べた。

おいしくない、というか、もうこういう飯に飽きていた。

中華街とか行くつもりでいたんだけど、疲れていると、行くのも注文でビビるのも嫌でこうして済ませてしまう。

本当はイギリスでインドカレーが食べたくて、ピカデリーサーカスからここに来るまでさまざまなインドカレー屋さんを覗いたんだけど、これだ!って場所がなかった。

なぜインドカレーが食べたかったのかというと、かつて香辛料の輸入で栄えたイギリスは本格的な店が多いと聞いたことがあったし、中学生くらいに買った「カメラ」という本で、フランスからイギリスに船で旅行したカップルが夜中に着いたかなんかで、あいていたのがそこしかなくてインドカレーを食べる場面があったのだ。

だからなんとなく、イギリスにいったらインドカレーを食べようと思っていた。

(ちなみに、それは結局叶わずじまいで終わる。絶対にリベンジする)

あたたかい汁ものが食べたいと思った。

これまで、アルゼンチンで3週間、タイに3日、スペインに4日といったことがあったが、食事に関して和食が恋しいとは思ったことがない。

というのも、当たり前だけど、短期間で日本に戻るから。

だから、ロンドンでも「味噌汁のみてえ」などとは思わなかったけど、自分の今食べたいものをどうやって探せばいいのか、そして、その店に入る勇気があるのか、さまざまハードルがあり困った。

そんなわけで、4日目はまともなものを食べることなく終了した。

8時の閉館に向けて、確実にギャラリー内は浮足立っていた。

これから華金に繰り出すロンドナーによって、というよりかはギャラリーの従業員が明らかに閉めたそうにしているのだ。

警備員と学芸員(かどうかわからないけど)は談笑しているし、私たちをちらちら見ながら口元に笑みを浮かべて、鍵をチャリンチャリンやっている。

退勤の喜びが伝わってきた。私もこんな環境で働きたいな。

外に出るとまだ明るく、出口目の前に人だかりがあったので建物から広場を見下ろしてみると、黒人の大道芸人がパフォーマンスしていた。

ほとんど言葉を使わず、パントマイムで客を笑わせていたんだけど面白かった。

大道芸人は小道具をいくつか持っていて、例えばタオルがあるとそれを頭に巻いて、観客の中に入り、中東系の女性(布をかぶっている)の隣に立ち笑顔を見せて友達を装ってみたり、ロン毛の白人男性を広場の中央に呼び寄せ、両手を水平に保たせると、大道芸人は膝をついてお祈りをしたり(ジーザス)、たまたま広場を横切った人を追いかけるそぶりをしたり(落としましたよ!みたいな演技)、遠目で観ていても笑えた。

大道芸人は若者という感じはなく、もしかすると私より年上かもしれなかったが、全ての人に伝わるユーモアを披露していて、どういう経緯で大道芸をやっているのかとか、普段はなにしてるのか、とかいろいろと気になった。

ドキュメンタリーで特集してほしい。

自分がインディーズバンドのライブに行くからそう思うんだけど、こういう大道芸人にも固定客というかファンみたいなひとがいるのだろうか。

大道芸人目指してる人とか熱心に見に来てそうだな。

ちょっとしたハプニングに遭遇して楽しい金曜日になった。

ロンドン一人旅 4日目 Knightsbridgeから自然史博物館

4日目。天気がいい。

この日は、Knightsbridgeで降りてサウスケンジントン駅まで歩き、自然史博物館とナショナルギャラリーまで行く予定ある。

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金曜日なのでナショナルギャラリーが午後8時まで開館しているそうなので、ゆっくりできそう。

なぜKnightsbridgeに行くのかというと、あの老舗高級デパートHarrodsが目当てなわけではない。

実は、私は今でもそのまま使っているが、携帯のメールアドレスにKnightsbridgeという文言が入っているのだ。

なぜかというと、もともとこの場所を知っていたわけでもなんでもなく、当時ムック本のような形で販売されていたロンドンのファッションスナップがきっかけだった。

漠然と、「お洒落な街ロンドン」に憧れを持っていて、雑誌に載っていたお買い物スポットが載った地図を眺めていたこともあり、やっとこさ携帯を買ってもらった当時、この地名からメルアドを作ろうと思ったのだ。

記憶では当初、オックスフォードサーカスやピカデリーサーカスが候補にあがったが、“サーカス”という単語が入ると単にサーカス好きな人と思われるかもしれない、と懸念してなんだかわからないけど地名らしさがあるナイツブリッジにしたのだった。当時は読み方も怪しかったけど、適度な長さだしいいかと思った。

 

そんなKnightsbridgeにまさか訪れることがあろうとは。

この日も朝8時頃にはホテルを出てKnightsbridgeへ向かう。

ラッセルスクエアと同じピカデリーライン1本で行ける。

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早朝のKnightsbridgeはハロッズのあるお買い物スポットだからか、ウエストミンスターに比べるとほとんど人がいなかった。

ハロッズもまだオープンしていないが、人気のない眠ったままのハロッズ、煉瓦も渋くていい。

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そのままサウスケンジントン方面へ歩き自然史博物館を目指す。

途中ヴィクトリア&アルバート博物館の前を通るが、圧巻の建物でかっこよかった。

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この辺りは博物館や音楽ホール、学校が多い気がした。

石畳とレンガ造りの家の間の大通りを進むとサウスケンジントンの地下鉄が見え、すぐに自然史博物館と科学博物館がある。

しかし、まだ開館前なので周辺の町を歩いてみた。

科学博物館の隣は大学があり、その隣は王立音楽大学。こんなに学校があるのは、御茶ノ水みたいなばしょなんだろうか。

ちなみに科学博物館のとなりはインペリアルカレッジロンドンだが、ここは映画「キングスマン」で使われていたらしい。

後から知ったのでもっとよく見ておけばよかったと後悔した。

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インペリアルカレッジロンドン

ちなみに、大学前のベンチで、忘れたけど赤とかピンクとかのちょっとだけ派手な服を身に着けた高校生くらいの男子と数名の女子が談笑しており、ろんどんのりゅうちぇるか?などと思た。

世界中に自由にファッションを楽しむ若者が点在しているならうれしい。

 

奥まで歩こうとしたけれど、大学の敷地にどこまで入っていいのかわからず引き返した。

さらにその隣にあるのが王立音楽大学、その向かいにロイヤルアルバートホールという音楽ホールがある。↓

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中もすごい

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このあたりは大学があるからか、学生寮もあった。どれも赤茶色のレンガ造りの建物で、ここに住むことを夢想しながら歩いた。

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↑綺麗だったので写真に残した。この辺だと思う

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↓こっちはGoogleで拾ったもの

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同じ場所かな

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正面に見えているのがアルバートホール

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そしてアルバートホールの向かい側にはケンジントンパークとハイドパークがあったので、そこでなんとなく銅像を撮影して時間をつぶした。

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ロンドンは小さなところからここくらいの大きなところまで、本当に公園が多かった。

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10時の開館に合わせて戻ると列ができていた。ただしくは人だかりという感じだったけど10名くらい。

とりあえず私もその付近に寄って待つ。

開場して中に入ると警備のお姉さんがなにやらよびかけており、ゲート前に行くと目を見てその呼びかけを繰り返された。

訳が分からず戸惑っていると解放された。

多分ここもDonate制なので募金してねという内容だったのかも。

しかし、中に入ると思ってた自然史博物館と違う。

あのよく見る広いフロアに骨が吊るされている場所にたどり着かない・・・と思いながら歩いていると、宇宙のフロアや、昔の車などが出てくる。

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ガガーリン

 

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月を探索したやつらしい

 

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日本の車

 

二階へ行くとさらに人気も少なくなり、暗闇に未来っぽいデザインのオブジェに画面が設置されたパネルが出てくる。

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中が見れるので見て↓

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なにか人体についてのレクチャーをしてくれるらしいが英語なのでわからない。

人気のない場所で階段の足音とか聞こえてくると、なにか入ってはいけない場所に踏み入れていて注意されるんじゃないかとびくびくした。

なんかもう異空間だった。

そしてふと入り口を撮った写真を見返して気づく。

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私が入った場所は科学博物館だったらしい。

間違えた!と思いサクッと退場したものの、お土産グッズにあったNASAのTシャツとか買えばよかったと後悔。

あとからサイトを見たら、すっごいかわいいグッズがいっぱいあった。

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特にほしかったのがこれ↓

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ちなみに、帰国直後ネットで買おうとしたんだけど日本には配送していなかった。

shop.sciencemuseum.org.uk

 

そしてやっと自然史博物館へ。

なかに入ると意外な入り口でまた間違えたのかと怯む。

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でも奥に進むと…

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でた、これだよこれ、という圧巻の骨。

ちょうど少し前、「地球ドラマチック」でここに展示された骨が、恐竜からクジラに交換するドキュメンタリーをやっていたので、クジラでかい!と思ったけど言われなければ何の骨かわからない。

 

ここもとにかく広くて、哺乳類ゾーンから爬虫類、植物、虫、鉱物まで、とにかくなんでもある。

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鉱物の部屋↓

www.google.com

でも、ふと思ったけど私、こういう自然科学とか、生物とか全然興味ないんだよね。

そういう大学に入ってはいたけど。

おそらく、書いてある説明が読めれば、トリビア的な感覚で「そうか!そうなのか!」と話のネタを増やすためにも楽しめたと思うんだけど、英語もたいして読めないので展示をみるだけだった。

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飾りもかわいい

 

自然史博物館は1番子供が多かったように思う。

学校の生徒たちが授業の一環で来てるような集団もいれば、子連れの家族も多くて、食堂は休日のイオンのフードコート並みに子供の声が響いていた。

 

でも、ここもとにかく広かったな。

お腹が空いたので、博物館の食堂でランチをする。

家族連れでも入れるレストランのような場所もあったけど、結局イートイン。

そこまで食べられなそうだったのと、混んでそうなのと、やっぱり言葉の壁が。

 

この辺で気づき始めるんだけど、こういう軽食が食べられるところは、大英博物館にあったのと同じようなメニュー、見たことのあるケーキ、お菓子など、なんか博物館や美術館のイートイン的な場所は統一されているらしい。

パンばかり食べているので、パスタにしてみる。

 

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右にあるのは缶の水。

 

4日目にして私もやっとこの手の食事に飽きてくる。あたたかいスープとか飲みたい。

飽きたのでサクッとみて帰る。

外にも出られて庭などもあり、多分私は全てを見ていない。

庭ちょっと歩いたけど素敵でした。

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詳しい人にガイドしてもらうのがいいのかも。

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外観ぜんぜん納まらない

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この上のところも動物の装飾がほどこしてあってかわいい。

Googleで観るのがおすすめ。

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お父さん嫌いが治らない

小学生の頃から明確にお父さんが嫌いだったけど、それが思春期の一過性のものではなく、今でも地元に帰ってもほぼ口をきかないし、話しかけられるとイラッとしてしまう。
確かに、よく言われるように家も母から父の悪口を聞いて育った。
父親はダメなやつ、という刷り込みがあるのは確かかもしれない。

しかし、単に母に操られて嫌いになってるだけなのか。
世の中には、同じく母親が父親の悪口ばかり言っていたとしても、大人になってからは、普通に会話したり、時々ご飯を食べたりする人もいる。

ちなみに、何年か前、父が一人で東京来たことがあったが、私とは連絡も取っていないし会ってもいない。多分私も食事を提案されたとしても断っていただろう。

この年末の帰省でも、私はまた父に軽く失望と軽蔑の念を深めた出来事があった。

年末に帰省すると、たいてい私が買ってきたお土産や、その他もらいもののちょっといいお菓子などを食べながらお茶を飲むのだが、毎回その時に使うティーカップやお皿などを眺め、どこがいいとか、誰にもらったとか、そういう話をする。
私もわりと食器などは好きだし、母もそうである。そして最近、母の知り合いがいらないからと、さまざまな食器や調度品をくれたらしく、家には昔以上に食器が増えた。

そして毎度のことだが、一通り食器のデザインや使いやすさについて話した後は、決まって母が、身近にいる食器に興味のない人、食器などのブランドやそれに裏打ちされた品質の良さなどを意に介さず、ぞんざいに扱う人について「物の価値がわからない人」と非難し、物の価値がわかることは教養や嗜みと捉え知っていなければならないのは当然、という論調で話をすすめる。

母は時々婦人画報を買い、お茶やお花を習い(私にも習わせたがる)、お金も稼いで教養も豊かな"立派な人"と交流かあることをやや鼻にかけるところがあるので、先のような発言をしている時は気分が乗るのだ。(うちは貧乏なのだが、母の実家はそれより豊かだったので、優雅な精神を目に見える形で維持したいのだろう)

するとたまたま近くに来た父が話に入り、母がこの間来た◯◯さんという人はその価値のわからないひとの代表格だった、というような愚痴をこぼし、父も
「んだ、んだ、そったらごどもわからねばどうしよもね、(私を指して)物の価値ちゃんとおしえでやれ」
と言い去っていった。
地元は東北なので親はめちゃ訛っている。

母に迎合するために適当に愚痴につきあった、まではまあ許せるが、明らかに父より食器や家具に興味をもっている私をダシに使い、さらに的外れな前提に立って、結果的に私を侮辱する形となった。

少なくとも、食器うんぬんに関しては、昔から私は母と対等に話している。
それを見ていながら無知であると判断するならば、父は観察力や分析力に欠けすぎているし、はたまた、私になにかとコミュニケーションを試みる割には、まるで私のことを見ていないかのどちらかである。

こういうところ。
私なりに考えた父親が嫌いな原因である。
以下のようなメモを残して帰って来た。カレンダーの裏に。
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昔から思っていた。
父はテレビや新聞に書いてあることを、さも自分の考えから生まれた言葉かのように、それらしく口にする。
しかし、もちろん自分の経験や、自分の知っている事柄と結びつけて考察し、その上で弾き出された答えではないので、己の行動や普段の発言との整合性が取れていないのだ。
そのせいで、まるで重みのないテキトーな発言にしか聞こえない。
それも、テキトーにギャグをかましたわけではなく、テキトーに聞こえてはいけない戒めの内容や教訓めいたワードを言いたがるので、"言ってみた"感が強まり、余計に"考えていない"感を強調する。
例えば、久々に帰省し鍋を囲む私に対し、なんの脈絡もなく「な?みんなで食べるご飯はおいしいだろ?」とか、こたつでスマホをいじる私に「スマホのながら歩きは危険だぞ」とか、とりあえず目についたものと、よく抱き合わせにされる文言を口から発してみる、という感じである。
この言葉の浅さ、トリプルファイヤーの歌詞に使われる「田舎に行ったことがあるか」とか「もぎたてのトマトを食べたことが…」とかの、"良いことの代表格として用いられるけどその真偽を確かめた人は少ないもの"よって、"真偽なんか関係なく、世の中の人が神妙な顔してそれっぽく垂れ流してる言葉"の仲間入りができると思う。

ついでに、私が子供の頃に"お父さん"という人に嫌悪を抱いていた原因を解明したので記録する。
※全ての父親がこうだと言いたいわけではない

お父さんと会話するのはなぜ嫌か。
それは、お父さんという人は、なぜかコミュニケーションを取りたいのか、何かを示して娘から好かれたり尊敬されたいのか、とにかくその糸口として会話を試みるが、それがとにかく"気に入られたい"感が出ていて気持ち悪いのだ。

例えば、母親が娘に「あ、ジャニーズの◯◯くん出てるよ」と言うのは、単なる雑談で娘に気にいられることが目的じゃない。

しかし、父親というのは「あ、ジャニーズの◯◯くん出てるよ」と娘にいうことで、自分は娘のことを分かっているよとアピールし、気にかけていることを気づいてもらい、さらに娘が好きな芸能人がテレビに出ていることを教えてあげたことで好かれたいのだ。
つまり、見返りが欲しいらしい。

父親が求めるのは娘と対話することではなく、パパすごい、パパ大好きという評価なのである。

さらに言えば、自分が娘から好かれたいばっかりに、娘の好きな芸能人を利用しているため、こずるいし娘の好きなものを踏み台にする、という行為自体が娘を侮辱している。
さらに、好きな芸能人をエサにコミュニケーションが取れる、娘が好きなものを与えてあげれば娘を攻略できる、と安く見積もっている時点で、娘という存在は自分よりも格下だと思っていることがわかる。対等には見ていない。

ついでに、今の例では、娘の好きなものを把握しているだけマシである。
まるで娘の性格や好みを理解しておらず、つまりは、その人間性に興味をもっていない時点で"家族がある"ということの単なる証明書的な存在にすぎないのだが、まるで的外れな「ほら、キムタク出てるよ」と玉森くんファンの娘に呼び掛けて、任務完了、と思っている父親もいる。

私の父親も(母親もそうだが)私という人の性格や人間性に興味がないのに、コミュニケーションは図りたいというのは、体裁以外にほかならないのでは、という気がしてくるのだ。
幸せな家族、というのを再現しようとしているが、表面的に取り繕おうとしているだけにしか見えないし、なぜ幸せな家族を演じたいのかもわからない。
しかし、会話が弾んでいる風に感じられれば、幸せな家族を築いたぞ!と満足できるのだろう。
そういう短絡的な満たしかたでいい、という結論にも腹が立つのだった。

ロンドン一人旅 3日目 フィッシュ&チップス&風邪薬

喉が痛い。

ボンドストリート駅の近くにあるという「人一人通れる程度の小道の奥に広がる広場」を目指して歩く。

地球の歩き方で見て気になっていた場所。

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この辺りはオックスフォードサーカスやピカデリーサーカスが近くかなり都会的だった。

表参道のような場所だろうか。

ユニクロのディスプレイでジャンプのTシャツを見かける。

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私は地図を見ながら逆方向に歩いて行ってしまう人なので、かなり迷ってその小道にだどりついた。

確かに、建物と建物のスキマみたいなところに時々人が消えていく。

きっとここだと足を速める。

もともと路地裏のような場所は好きだし、なんかこう、この辺の人しか知らないようないい感じの開けた場所に出るのかもしれない。

噴水があって両脇にお店が並び、ジェラートやビールを買い食いして、重厚な古本屋があり、ベンチで人が読書しているような都会の小さな憩いの場・・・

 

小道にはかわいらしく飾りがつるしてあって、細い道は本当に私がちょうど通れるくらい。時空を超えて別の場所へついてしまったような不思議な気持ちに襲われるかと思うと期待が高まる。

 

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(大通りから入ってきた道を振り返って撮影したもの)

 

が、道を抜けるとその期待はしぼんでしまった。

いや、確かにぽっと開けた場所に出て、急に人の賑わいもあって楽しそうなんだけど、なんか、整備されすぎていないか。

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きれいな石の白い建物、整然とした石畳、ロクシタンみたいなショップやカフェ。

適度な賑わいとこぎれいな町並みは、都会的で清潔で、なんだかアウトレットに来たみたいな気持ちになった。

落胆しかけている。

いやだめだ、せっかくのロンドンなんだしと期待をキープしながら奥まで進むが、結局何も買わずどの店にも入らず大通りに戻った。

気を取り直してフィッシュ&チップスを食べようと大通りを歩くが、喉の痛みが気になる。

お酒を飲むから風邪薬は飲まないにしても、一応買っておこうと大型のドラッグストアに入る。

ああ、ここもなんというか新宿とかにある感じ・・・地下に進むと医薬品のコーナーが広がっている。

 

「Cold」のパネルが吊るされたあたりに行く。多分風邪薬はこの辺だろう。

さすがテスコよりは十分にある。テスコで見かけた風邪薬があって、へえ、これこんな種類もあるんだ、とか差異を発見して少し楽しい。

同じシリーズでちょっとだけ高いのは、眠くならないとかすぐ効くとか?

テスコではのど飴がなかったが、こちらはちゃんとあった。

風邪薬は、きっと1番一般的なんだろうとテスコで見かけたシリーズのもので、「throat」と書いてあるものを選び、のど飴も効きそうな強そうなデザインのものを購入した。

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右がのど飴

ところで、私はのど飴といえばまずはヴィックスを思い浮かべたんだけどロンドンで見かけた記憶がない。

一般的な外国産ののど飴といえばヴィックスじゃないの?

たしか「ライ麦畑でつかまえて」にヴィックスが出てきた気がする。

どきどきしながらレジに持っていく。店員さんに何か説明さおどおどしてると、身振り手振りで説明してくれた。多分「ほかの薬と混ぜないで」みたいな意味だったと思う。

 

とりあえず店を出てのど飴をなめる。

今回の旅で覚えた単語は「Sore throat」かもしれない。「喉の痛み」の意味。

 

これで一安心、集中していい感じのフィッシュ&チップスの店が探せる。

いかにも観光客向けの店は嫌だし(日本語メニューなんてもってのほか)、ロンドンにいる“わたし”みたいな人が行く店がいい。

とはいっても、そうした店を探す手がかりもなく、個人的にはフラッと立ち寄るのが1番理想なのでいくつかパブに近寄ってみる。驚いたことに、夕方5時にもなると、どんな店もスーツを着たサラリーマンやOLで賑わっている。

時々人気の店なのか、外に人だかりがあるけど何の行列だ、と思ったら客がビールを片手に談笑している群れだった、なんてこともある。

ちょっと圧倒されるが、どうせなら人気の店のほうがおいしくて、人が多すぎて逆にぼっちも目立たないかも、と入ってみる。

 

が、あれ?パブって、なんかこうスポーツバーみたいな雰囲気なの?と拍子抜けした。

店内は人で大賑わい、誰もが立ち飲み状態で、ポップな音楽がガンガン鳴り響いていて、それに負けじと客の声も張り切っている。

キングスマンでみたような、シーンとした喫茶店みたいな雰囲気とずいぶんちがう。あと、ワールズエンドっていうコメディ映画で見た時も、パブって適度に閑散としてたんですけど。

お・・・思ってたパブと違う・・・

 

軽く落胆して最寄り駅に向かう。

認めたくないけど、こんな玄人向けの店には英語が不慣れな状態で入れない。

きっとホテル付近なら観光客に慣れたパブがあるだろうとラッセルスクエアを目指した。ああ、だけど日本語メニューのあるような店には入りたくない。

 

街を散策するため、ラッセルスクエア手前のHolborn駅で降りてホテルをめざしつつパブを探す。

時刻は6時頃、ちょうど大通りから折れたところにパブを発見、まだ空いている、初心者にはぴったりじゃないか。

これはGoogleから。北西にラッセルスクエア駅。

スワンというパブ。日本語メニューはなし。

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地図

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店内

この画像もGoogleから。

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カウンター

この画像もGoogleから。

 

地球の歩き方によると、まずはカウンターで注文、商品を受け取り席へ。という流れらしい。このファーストフード方式だとチップも不要で、まともに食事をするときは払うこともあるとか。

そういうわけで、まずはカウンターに行き、注文をする。もちろん迷っているふりをして店員さんに「お決まりですか?」と言われるのを待つ手法。

 

が、しかし、第一声で席は取ったか聞かれる。

えっ、それ混んでる時のスタバで聞かれるやつでしょ・・・「No」と答えると店員さんが適当に席を用意してくれ、あそこ使ってくださいと言われる。

ああ、これでチップ不要か要か曖昧になってしまった。

どうすればいいかわからない。なんとなくその席に折り畳み傘を置いて(海外では物を置いといたら席確保の概念はありませんよ、というエピソードがよぎる)カウンターまで行って注文してみる。

 

ビール、フィッシュ&チップス。

まずはビールをどれにするか選ばせてくれる。嬉しい、嬉しいけど私は操れる言語を持たないので困る。それでも店員さんはフレンドリーにビールのテイストを説明してくれる。

「チャイニーズ?」と聞かれ「ジャパニーズ」と答えると、「これはアサヒテイストかな」と教えてくれる、正直ロンドンのパブでビールが飲めればもう何でもいいんだよ、と思いつつも、店員さんがいい人で感動する。好きになりそう。しかもチャイニーズって言ってごめんね、みたいなことも言っていた。ああ、気軽に会話したかったよ。

私の英語力がいまいちなので、適当に「じゃあ、これ」みたいな雰囲気で選ぶとテイスティングさせてくれる、そんな流れがあることを知らないので、もうその1杯に決める。だってなんて言っていいのか日本語でもわからないんだもの。

とりあえずハーフパイントにする。

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しかしまだ神は私を試されるのだ、なんとフィッシュ&チップスの付け合わせのグリーンピースは、マッシュするかそのままか、どちらがいいか聞かれた。

突然思いもよらない質問を振られ動揺が隠し切れない。

まずフィッシュ&チップスにグリーンピースがつくのですか。

不測の事態に弱いやぎ座さんは、予想外の出来事に対応できない、とよく占いに書かれるが完全にそれ。

「どっちでも・・・」と答えたつもりが多分「どうでも」と言ってしまった気がする。よく分からないがマッシュしたグリーンピースになった。

それがこれ。

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でかい。

どう見ても2人分。HUBの倍以上。

これにお好みでマスタードやビネガーをかける。

テーブルに運ばれてきたとき、マスタード?マヨネーズ?ときかれマスタードと答えてみる。

あ~テーブルに運ばれた、これはあれだ、チップを払うパターンだ。

もう一度地球の歩き方の「パブ」の欄に目を通す。ちなみにさっきスマホで調べたら、学生などはパブでチップを払ったことない派もいた。もうわからない。

チップの事で頭がいっぱいなうえ、風邪、喉の痛みと、あまりにも悩むことが多すぎる。

しかし食事に集中せねば、海外旅行を楽しまねば。冷えた黒ビールはおいしい。

フィッシュ&チップスもあたたかくてボリュームがあっておいしい。マッシュしたグリーンピースもおいしい。全部薄い塩味で、イギリスの飯はまずいとよく言うが、イギリスの飯は「ふつう」だと思う。

当然食べきれなくて、少し休んで再びチップについて調べて、どのタイミングでいくらほどチップを渡すのが頭に入れて脳内でシミュレーションする。

ビールを飲み干してしまったので、せっかくだし再びカウンターに出向きハーフパイントを注文する。

今度はスタンダードなビールにする。これもおいしい。

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本当ならもっとビールの味の違いとか楽しめれば、そんな余裕があればよかったのだが。

結局フィッシュ&チップスのチップスを少し残した。

お会計をお願いすると、先ほどのフレンドリーな店員さん(制服なのかチェックのシャツにエプロン。眼鏡をしていて髪がゆるくカールしていてヒゲも生えていてベン・ウィショーの雰囲気)が来る。

もういいの?みたいなことを聞かれるので、調べておいた「お腹がいっぱい」を発音してみる。声が小さくて一瞬聞き取ってもらえなかったが時間差で通じたようだった。

例のチップ問題は、お会計を済ませた後に、まるでわすれものかのように2ポンドくらい置いて行ってみた。あれどうなったんだろう。

 

しかしパブでフィッシュ&チップスが食べられて感無量である。

すがすがしい気持ちで店を出る。

一度振り向くと、先ほどのベン・ウィショーと、2杯目のビールをオーダーした時の女性の店員さんが手を振ってくれた。

まぶしい笑顔。意外とロンドナーは陽気。

 

店内の雰囲気

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やっぱりスポーツバー的

 

最終日の朝に、名残惜しくて撮影した外観

 

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こうして3日目は終了。

明日はKnights Bridgeと自然史博物館だ。

ロンドン一人旅 3日目 テートブリテン

ウェストミンスターから地図上だと南へ。
地図が苦手なので合っているかわからない。

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Googleより
テムズ川沿いと違い、煉瓦造りのマンションや広い庭のあるお屋敷などが連なる街で駅付近では住宅に紛れてBURBERRYが出現したりした。
このあたりはあのMI5だかMI6があるのだ。

見晴らしのいい通りを公園沿いに歩く。
公園はヴィクトリア塔庭園というらしい。

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Googleストリートビューより
途中、信号がない横断歩道があるのでとりあえず車の通りが途切れるのを待つが、車が止まり道を譲ってくれる。こういう時、ついつい日本にいるみたいに会釈してしまう。
ロンドンでは、車の通りが激しい道でもわりと人が堂々と横断歩道を渡る印象があったが、もしかしてそういう交通ルールなのだろうか。

日差しを受けて少し汗をかきつつテートブリテンに到着。

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私が中学生の頃、今思えば東京にテートブリテンの展示を見に行った記憶がある。
なぜテーとブリテンだと思ったかというと、展示されている絵画の中に見たことのある作品があまりに多いから。
なぜそんなにも中学生の頃の記憶が鮮明かというと、当時家でとっていた読売新聞には、毎月2枚絵が入っていた。毎回どこかの美術館の作品を継続して取り上げており、母は毎回それをきれいにファイリングしていた。
ちょうど私が関心をもって毎月の絵を楽しみにしていた頃に、そのなんとかコレクションを東京にみにいったこともあり、とても印象残っていたのだ。

テートブリテン入り口にも、私の好きな「カーネーション、ユリ、ユリ、バラ」の旗が見える。

ここももちろんdonate制で、5ポンド寄付した。
広いギャラリーだけど、適度にひと部屋ひと部屋が広すぎず、壁にはさまざまなサイズの額が掲げられ、整然としすぎてないのがいい。

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当時一番行列ができていたのがオフェーリア(オフィーリア)

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当時の記憶ではもっと大きかった。

カーネーション、ユリ、ユリ、バラ
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当時これを見たとき、ほがらかで涼しげでどことなく懐かしい雰囲気にも惹かれたが、一番印象的だったのは、外国にも「ちょうちん」があるのかと驚いたこと。
祭や居酒屋でみるあのちょうちん。ちょうちんなんて変な響きのものが、こうしてヨーロッパの絵の中にあるのが不思議だった。
しかも、タイトルが「カーネーション、ユリ、ユリ、バラ」
絵画という格式の高いらしい教科書的なものにつける名前にしては変だし、画家っていう何かすごい人なら、もっと練って絵っぽいタイトルつけるんじゃないの?と衝撃を受けた。

こういうところに、芸術という分野が"教養"と呼ばれる囲いの中で澄まして教育的な人みたいに振る舞っているのに、裏では何かよからぬことを企んでいるような、"教養"なんていつでも裏切ってやるよ、というような粋な気概が感じられる。
絵に限らず、本や音楽もそうで、必ずしも学校とか教育とかに味方しないようなところが好き。

外国の美術館はそうだと聞くが、イーゼルがあって自由に絵を描いていいことになってる。
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テートモダンよりも部屋が多くて迷路のよう。迷う。平日だからか人は少なく、いつでもソファに座ってぼーっとできる。

帰るかどうしようか迷いながらふらふら歩いていると、ドア付近にいた黒人の男性に話しかけられる。
旅行かとかどのくらいいるんだとか、ナンパか?5日しかいないと言うと去っていったが、ジャパニーズイズ(are?)スタイリッシュといわれた。
靴と靴下の組み合わせとかいい、みたいなことも。
ロンドンで誉められた。

ところで、イギリスというとファッションやカルチャーの国というイメージがある。
セックス・ピストルズ、クラッシュ、ビートルズとか、服ならヴィヴィアンウエスウッドとか、BURBERRYとか、文学だって古くから女流作家も多い気がする。ジェーン・オースティン(お札にも描かれてる)とか、エミリー・ブロンテ、男性だとオーウェルコナン・ドイルなどいくらでもでてくる。
対して画家はどうだろう。どこに行ってもターナーの絵しかなかった。
イギリスの画家というと、どうやらターナーしかいないっぽい。
ぼやっとした風景画の。なんで。

テートブリテンで可愛かった絵
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平面的で変で好きだが、イギリスの画家ということ以外作者は不明らしい。

これもかわいい。
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意外と早く見終わったので、このあとは地球の歩き方に載っていた場所にいく。
人一人通れる程度の狭い小道の奥に、カフェやお店が広がっているらしい。裏路地的な場所だろうか楽しそう。
できればそこでパブに行きフィッシュ&チップスも食べたい。
ボンドストリートを目指す。

モテなければいけないと思った

なぜあの人はいつもニコニコしているのか。

新書みたいなタイトルであるが、最近モテとは何か、ということを探求しつつネットで社会学者の記事を読んでいたところ、なぜあの人はいつもニコニコしているのか、の謎が解けた気がした。単にもともとそういう顔なのかもしれないけれど。

 

発端はマッチングアプリ

マッチングアプリを懐疑的ながらも始め、まあ友人を見習ってサクサクとデートでもしてモテ気分でも味わうか、くらいの気持ちで始めたのだ。

確かに、「男性から求められている感」という手ごたえを感じたりもしたが、「それなりの人はそれなりの相手」というマッチングで、これはモテではなくオタサーの姫だ、と思ったのだった。

例えイケメンから「いいね」が来ても疑わしいのでこっちもいいねを返さないし、実は一度それを脱却しようとイケメンに「いいね」を返したものの、やはりメッセージが続かなかったのだ。自分の程度を知らされる経験となる。

しかし、どうしてもアプリで知り合った人というのは、“課金してまで相手が欲しい人”であるからして、とにかく彼女が欲しい、ただそれだけに見えてしまうという難点があった。

誰でもいいのではないか?私があれこれ趣味や価値観の一致というものに思いを巡らせ、何だかんだ“長続きする相手”を見極めようとしてしまう性分なのに対し、どうしても男性からは「彼女になってくれそうな人なら誰でもいい」感を嗅ぎつけてしまう。

2人としか会ってないが、どちらもタイプは違うにせよこちらに対して前のめりで積極性があった。ありがたいことではあるが、私は少なくとも最初のデートで“自分”を出しておらず、社会的な顔しか見せていないために、いったいどこに魅かれる要素があるのかわからないのだ。顔、だとしたらまあうれしいが、それ、ブスじゃなくて“やーらかくておっぱいとおしりがついてるXとXの染色体で構成された生命体”なら何でもいいっていう・・・違う?みたいな。

 

アプリからの脱却

で、アプリ出会う人は、是が非でも彼女が欲しい人だから、もうアプリで会う人には上記の感想しか持てないのでは?と見切りをつけて、アプリ以外の男性に接触を試みた。

というか、アプリで写真をスクロールする男性に、ほとんど魅かれない女性の方が多いと思うんだよね。

写真やらを見ても、「へえ、こういうのが好きなんだ」以外の感想がない。写真とプロフィールだけみて「どんな人なんだろ!キュン☆」なんてならない。

そのため、少なくとも私に関しては「無理ではない」程度の人に、事務的に機械的にメッセージを返すという「無」の心で「無」の作業をしていたのだ。

そうすると、少しでも気になる相手にメッセージを送ることの方が有意義なのではないか?と思い始めた。

 

気になる人にメッセージを送る

被験者は前職の取引先の、確実に年下と思われる男性である。

私が最後に出席したミーティングで、彼はうちの部長に八つ当たりをされていて不憫だった。「気にすんな」って言ってやりたかった。それを思い出し、まずは探りをいれて明らかに不自然なタイミングで「退職のご挨拶」をメールした。メールには部長のことは気にすんな的な内容と、いつまでもその低テンションを貫いてくれよ、的な文言を盛り込んだ。

そしてサクサクとライン交換まですすみ、実際に会うことになった。

で、いろいろ割愛すると、その男性も結局アプリの男性との差異がなかった、私的には。ちょっと話して解散にしたんだけど、次も誘われたので会う予定になっている、今のところ。

なんで彼がまた私を誘ったかっていうと、それはおそらく「自分に興味持ってくれてるオンナノコ」だから。貴重なんだろう、オンナノコってトシでもないけど。

つまり、彼は地方の大学から上京して、東京には会社関係以外の知人も少なく、会社以外の繋がりがほぼなく、つまり仕事以外での女性のとの接触自体が多分ほぼないのだ。

あーあー、アプリと一緒だ。

ってわけで、私のモテへの探求は打ち止めとなった。

ただ、私が送った「退職のご挨拶」の少し前、彼は上司から協調性がないとか注意されていたらしいので、少なからず私の労いのメールは彼を元気づけていたようだ。それはよかった。今回は被験者としての探りを入れる目的があったが、基本的に“与える時は無償で”がモットーだ。

 

しかし、彼の食いつきの良さ・・・“女がいない村”の住人にとっては、染色体XXの生き物と喋ったりすることが貴重なのだ。

ああ、前の会社の40歳(私たち女子社員の間では200%ナシの男)が、田舎の30代の嫁をもらったパターンと同じだと思う。

建設関係の仕事をする父親を持つその女性にしてみれば、おそらく地方でガテン系のおっちゃんに囲まれて暮らしていて(イメージです)、東京生まれ東京育ちの40歳“独身貴族”の男性なんて、洗練されて素敵にみえるのだろう。なんか訛ってないし、なんか髪とか切りそろえられているし、何か汗臭さとかないし。

それと、そもそも田舎に独身の30~40歳の一般的社会生活を送る男性自体少ないだろうし。

私もそれとおんなじ。髪が長くて、顔の凹凸が少なくて、背が低くて、爪とか口に色塗ってあって、いい匂いしてる生き物。ハイハイ、めずらしいよね。

 

これまで会った男性の記録

今までに会った男性は彼を含めてたった3人であるが、ナシだった理由を記載する。

1人目:大学生

よく自分のことを話す。多分会話は得意らしいが、こちらに関心がないのが分かる。

好意があれば相手の好きな物を知って共通点を増やしたいと考えるのが普通だと思うが、彼の場合は自分の話が中心で、そんな自分についての感想が聞きたいという感じ。

そして近い。とにかく距離が近い。課金した分“オンナノコ”を満喫しようとしているのか?

というか、こういう誤ったコミュニケーションをする男性に言いたい。

自分が女にされてうれしいこと、例えば手をつなぐとか、ボディタッチするとか、それらが例えデートに来ているからと言って女性もされたら嬉しいというのは大間違いである。想像してほしい。自分自身が、同じ男からいきなり至近距離で話しかけられたり、「手つなぎましょう」とか言われたら、気持ち悪いですよね?自分がやってんの、ソレだから!

2人目:会社員

問題なし。顔が好みではないけれど、欠点なし。

こちらの好きそうなものを調べて先回りして提案してくれたり、こちらの観たい映画を観に行ってくれたり、気配りありがとう~って感じだった。だけど、こちらの情報をトレースして反映するだけの装置になっていた。何か質問しても(多分)“おかしいと思われないこと”を言おうとするので、本心が見えない。世の中にとっての正解、あるいは私にとての正解を言おうとしているように見えた。

そこであれこれ掘り下げて質問してみても「うん、そんな感じ」とか濁す。好きな物についてなぜそれが好きなのか、価値観を知りたくて質問してみたが表面的でソツない回答しか得られなかった。例:この映画なんで好きなの?「サントラが良くて次のシーンでかかる曲なにかなって楽しみだから」みたいな。内容に触れないのはあえてなのかガチなのか・・・

まだ心を開いていないので本心が言えないのか、言語化するのが苦手で脳内にある考えをアウトプットできなかったのか、何も考えてないのかの判別がつかなかった。

嫌な感じを与えないので、嫌いにもならないけど好きにもならない。

3人目:会社員(被験者)

仕事しかしてないのかな、という感じ。

会社繋がりの知り合いということもあって、仕事の話がしやすいのだろうけど、「あ、ここ(チェーン店)、お客さんなんすよ」「この店のこれを会社のイベントで使ったことがあって」とか会社という縛りから抜け出せない。確かに忙しい会社なので仕事に割く時間が長いこともあり仕方ないのかもしれないが。

それと、「ここの店のオーナーさんに一度挨拶したことがある」とかちょいちょいステータス信者の顔が見え隠れする。

私が転職した職種を言うと「へえ、○○、いいじゃないっすか、将来性もあるし」とか頼んでねえのに評価者になてってる。まさか、まだ若いのに女性と対等に話ができなタイプ?あと、意外にも服がダサかった。

いや、いいんだけど、全然いいんだけど。

ただ、彼は中目黒付近に住んでいて、趣味がコーヒーで、ラインでやりとりした感じだど、代官山とか表参道のカフェがごく自然に出てくるし、コーヒーにけっこうこだわってる人、というのは在職中から知ってた。

なのに予備校生みたいな格好で来て、あれ??って思った。

だからなんか、ふと思ったんだよね。

この人があのイケイケな会社のノリに飲まれず、テンション低めでマイペースなとこ、好意的に受け止めてたけど、もしかしてその辺の空気を察する感度が低いのかな?って。

個人的な意見ですが、お洒落ってある意味社会性だとも思っているので、田園都市線だったか東横線沿線に数年住んでいて、カフェによく出入りするならば、自然とお洒落が身に付くはず。

それに、彼自身も自分が住んでいる町についてお洒落でいいかなと思ってチョイスした、と言っていたので何がお洒落で何がダサいか判別できる人なのです。

なのに、それが自分の服装に反映できない。と、いうことは自分の着る服には興味がないのか、他人のセンスとか流行を吸収する感度が低いのか、だと思ったのです。

だって、嫌でもお洒落になるだろ。代官山ではさ、あの人かっこいいなお洒落だな、ただのシャツとジーンズなのにな、俺がジーンズ〇イトで買った服を組み合わせても・・・おかしいいな、ああならないな、何が違うんだろう・・・?という自問自答に行きつくだろ!え?周り見てないの???

と、かなり疑問だったのです。でも古着屋行くとか言ってたんだよなー「あ、デットストックって知ってます?」とか言われてさ、あほか、こっち何歳だと思ってんだ(※年齢言ってません)

 

 

いや、こんなに批判する必要はないのだ。

ただ、彼ら三者三様に違いはあれどみんな「次も会いましょう」言うてくるから謎で。

私だって私生活で男性と接する機会は少ないものの、即「男だ☆」なんてならないから、どうにも理解できないんだよ。

だからやはり、俺のこと好きになってくれそうな相手、ひゃっほーーーい!これで俺はイケてる男認定だ~~~!!!!!みたいな、何かしらないけど“ダメなオレ”がこれで補完される!みたいな。「すき」って言われれば救われるみたいな?

ていうかマトモに働いて一人暮らしして自立してれば「ダメなオレ」ではないと思うんだけど。(でも恋愛対象になるかどうかは別として)

 

友人S

そういうわけで、こういう体験を通じて「あれはモテではなかった」という気づきを経て、真のモテを経験できなかったし、アプリ意味なかったなーと思いながら、ふと過去に「尊敬している友人S」が言っていた発言を思い出してググッていた。

それは、愛する人から愛される方法、みたいな本の話で、彼女はそうした恋愛指南書を読むタイプではないので印象的だったのだ。

しかし、その本自体は恋愛指南書ではなく、彼女の好きな社会学者が書いた「社会学の観点からよりよい人間関係を築くための方法」を記した本らしかった。

ざっくり言うと、人間にはクズと贈与の人がいる。

例えば、会社はカネ(まさにカタカナがしっくりくる)でつながっているので基本クズの集まりで、カネや損得を介さない付き合いがいい人間関係。と、普遍的なこと、様々な小説や、映画やドラマ、道徳の教科書でも書いてある日本昔話的な教訓を、ただの美談ではなく根拠を記しながら書いてあるらしかった。

で、私は少なくとも、友人関係に損得や“人脈”などのステータスを意識した付き合いを持ち込むことを好まないので、個人的な付き合いをする人に対しては、おそらく“贈与の人”であると思いホッとしたのだった。

彼女と話をしている時に、「彼氏とかに対してメリットを求めるつもりはないけれど、自分と付き合ってもこの人に何のメリットも与えられないしな、とはよく思う(だから付き合ってください!なんて言えない)」と漏らしたところ、彼女は曇りなき眼で「無償の思いやりを与えられることが1番いいことじゃない?」と言い切ったのだ。

スパッと言い切られて、そうか、そうなのか、と鵜呑みにするほかなかったし、そうした美しい事象が重んじられる世の中であってほしいという希望もあり鵜呑みにした。

そこから意識的に“与える時は無償で”をモットーとしたのが今年の3月である。

 

モテについて考えた

そんなことを思い出し、あれ面白い話だったよなーと「クズ」とか「贈与」とかキーワードでググっていた。

すると、その社会学の先生はモテについての本なども出しているのだった。

必ずしも100%同意できる内容ばかりではなかったが、その人の言う「モテる人」というのが普通によかったのだ。

というか書き方が良かったのかも。

まずは、その社会学の先生曰く、モテない人というのは自分の損得勘定と自分が承認されることにしか目が向いていない人、とのことだった。

というか、基本的にこれらは男性向けに書かれているんだけど、これを読むともう洗脳されちゃう。

まず、多くの男性は自分が承認されることに忙しくて、女性が求めるコミュニケーションの充実、すなわち“一緒にいて楽しい”が提供できないのだそう。

もうこの一文で、過去の経験がすべて線でつながって信者になってしまう。

自分が承認されることに忙しい男性・・・まさに。

とにかく身体的に受け入れてほしい感が出まくっていた距離が近い大学生、自分自身が否定されることを恐れて本心を見せない会社員、自分を大きく見せようとステータス自慢と評価者になる前の会社の被験者・・・。

認められたい、拒絶されたくない、それに必死で会話が成り立ってなかったから楽しくなかったのか。

社会学の先生は(あまり好ましい例に思えなかったけど)ナンパ師を例に、まずは相手に与えることが好かれるためには大切だと説いていた。

つまり、褒めたり、相手の話したそうなことを聞いてあげたり、ということであった。

ちなみに、女性同士の雑談ってほぼこんな感じだなと思ったりした。

「この靴かわいーどこで買ったの?」とか、「星野源好きなんだ、私も好きーいいよねー」とか、話してて楽しい。女子って自然に相手の身に着けてるものとか、それがなければもう肌とか髪とかまつ毛が長いとか、どこでも褒められそうなとこ見つけて褒めてると思う。

そうやって与えてあげると相手も喜ぶし、結果好意が返ってくる可能性も高まる、とのこと。

そういえば、身近にいるモテる人(友人兄)を例にしてみると、確かに、とにかく人を褒める。持ち物とか服とか。

そして、それはどう見ても「ヤらせてもらえるかも」みたいな下心があると思えない。そういう性分なのか、人を褒めたり、得意な似顔絵を描いたり、お絵かきしりとりなどの遊びを提案して場を盛り上げてる(私たちが絵を描くのが好きなことを知ってるので)。

で、モテてる。

 

そして、社会学の先生曰く、モテる人というのは無償で与えられる人なのだそうだ。

ナンパ師を例にされるといまいち“無償で与える”という博愛のマリア様的なイメージにならないんだけど、確かに身近なモテる人(友人兄)をイメージすれば、こういう楽しい時間を提供できる素敵な人になりたいな、とは思った。

で、この“無償で与える”話とは別の話で、クズにはいくら与えても意味ないので、クズはクズで付き合えばいいよね、贈与の人は贈与の人同士で繋がりを持てるようにした方が幸せだよね、みたいな話も書いてあったので、総合すると、楽しい人を搾取しないいい人といい関係を築いていくために、与える人になりましょう、っていう道徳の教科書みたいな、神話の教訓みたいなことがこの人の言う“モテる人”なのだ。

だったら、モテる人になりたいと思ったのだった。

それと、ナンパについての話を読んだ時、(ナンパ師とかあまり好きになれないけど)他人と接触するということへの可能性をもっと信じてもいいのだと思った。

なんでもない他人は普通に生きてたら何でもない他人で終わってしまうけど、ちょっと話してみたら、もしかするとすごい有意義な時間になるかもしれないということ。期待してもいいっぽい。

とはいえ、今後も街中の謎のキャッチに足を止めることは無いと思うが、すごく他人に対してクローズな私は、もう少しオープンにしてもいいのかもしれない、という結論に至った。

(ただし、だとすれば見極める目は養おうと思う。過去にマジで苦痛な飲み会の輪に入ってしまったこともあるし)

 

オープンになるプレ実験

そこで、私なりに一昨日の社内の納会で実践してみた。

いつもなら適当に時間をやり過ごすんだけど、今回は、たまたま立食の時に隣にいた女性社員と根気よく雑談を続けてみた。

一応ある程度人を選んではいる。前から裏表のない人だなと思って好感は持っていた。

話してみたら、真面目そうな外見とは裏腹に、マーベル映画が好きだというちょっと面白い一面があったし、今年同じ映画を観ていることも発覚した。さらに近他の女性社員と話してみたら、キリッとした感じの先輩がグロい映画大好きだったり、真面目そうな先輩がシリアス系の海外ドラマ好きだったりとか、けっこうおもしろかった。

その時に、ふと気づいた「なぜあの人はいつもニコニコしているのか」。

 

なぜあの人はいつもニコニコしているのか

ずっと疑問だったのだ。

去年のフジロック、あの人とは「S」であるが、ナンパなのか単なる偶然なのか判別がつかない男性2人組に話しかけられたとき、彼女はニコニコしていた。

可愛いしモテるからいつものことなのかな、とか、性格がいいからニコニコしているのかな、と思ったりもしたが、どうも腑に落ちなかったのだ。

ちなみに、“不特定多数の男性をソノ気にさせるのが好き”なタイプにも見えないし、かつてあるSF小説の話をした時に、その本に出てくるクールで無愛想な登場人物を「こういう強い女性が好き」と言っており、実際そのイメージは遠からず彼女に対して抱いている。

「ニコニコする」という行為には、ある意味弱者の防御が含まれていると思う私は、ナンパにニコニコするのは嫌いなタイプである。

ヤれねえかな、って思ってるヤツにニコニコしてやるなんてもったいねえ、って思っており、しかもヤレないと分かったら掌返しで死んだ目で去っていく輩だって少なくないし、そういうタイプにニコニコしてやった時は悔しさがある。下手すりゃ舌打ちされて不用意に嫌な気分にされる危険もある。

それと、この行為にはいじめられっこが思考停止に陥ってニコニコするケースにも重なる。強いやつに睨まれないためにニコニコしてへらへらするなんてばかになりたくないじゃないか。

その観点で考えた時に、彼女は、そんな自分の尊厳をあえて下げるような振る舞いを進んで選ぶ人とは思えなかった。

そのため、防御のためにばかを演じてニコニコするという選択肢はないだろうと思った(一方的なイメージにすぎないのだけど)。

そうすると、相手が悪い人ではなさそうだし、フジロックというお祭りの場なので、ある意味「音楽を愛する人は皆友達」精神でニコニコしていた?とも考えたり、職業柄・・・とかいろいろ考えたけど、いまいちしっくりくる答えがなかった。

というか私が過剰反応しすぎなんだけど。私が他人を警戒しすぎなんだけど。(だってマジで怖いんだもん、いつ「うっせーブス」とか言われるのかと)

しかし、この社会学の人の記事を読むと、なぜ彼女がニコニコするのか分かった気がした。

いい人かもしれない、楽しいかもしれない、というポジティブな方向に賭けるとけっこう有意義なこともある。

もし違っても、引き際を自分でしっかり見極められるなら大きな損害は無いし、楽しかったらお互いにいい時間が過ごせたってことでOKなのだし、それを経験的に知っていたのかも。(ついでに言えば、無償の思いやりが大事という基準でいけば、彼女は良い時間を提供できる自信があるだろうし)

なんでもない出会いであっても、損得勘定なしの関係が万が一築けたら、それは尊いものなのだろう。

 

結論

ちなみに、モテとはまた別の話で、その社会学者の記事を読んでいると、損得勘定で動かないで、無償で与える善い人になることの大切さを教え込まれる。※本買おうと思いました

おそらく、大半の人間が無償で与えること、ボランティア的なこがいいことだ、と分かっているし、そうあるように努めているだろう。

見返りを求めるなんて浅ましい、と分かっていても、やはり時々思うような結果が得られなかった時、心の中に黒い点が広がり、もっとタフでシビアで合理的な人間にならなれば、と実際的なモノを獲得する方向に目を向けたくなる。または、せめて誉めてくれ!という気持ちにはしょっちゅうなる。

 

しかし、やはり善い人間関係に身を置いて、その人たちに恥じない生き方や選択をするという主軸は最重要なのだと再確認して心が洗われた。

ちょうど今週、今年出たサリンジャーの短編を読んでいることもあって、モテ、善い人などの背景には、これまでに読んだサリンジャー作品とも重なる部分があると思った。

つまり、フラニーとゾーイーで言う「ふとっちょのおばさまのために靴を磨く」ことで、ホールデンの言う「ライ麦畑でおっこちそうな子供を捕まえてあげる役」をやることなのではないか。

なんか、この結論にたどり着いただけで、マッチングアプリやった意味あったじゃん!と思えた。

そして、アプリやるよりナンパした方はやくね?とも思ったのだった。

写真と違うとかないし、アプリやってみて分かったけど、どうやら私は男の人からキモがられはしないみたいだし。

アプリを捨てよ町へ出よう。

("アプリ"がネックにならない人ならアプリでもいいと思うけど)

それに、マッチングアプリでスクロールするなかで、ピンとくる人のいないことを思えば、喫茶店とか古本屋とかで稀に見かける「この人なんでここに来たんだろう?」という(好意まではいかなくとも)ポジティブな関心が持てる人のなんと貴重なことよ。

 

ペイフォワード

ついでに言えば、万が一ナンパをするとなれば、その分有意義な時間が提供できる人になるために、ナンパされてよかったって思ってもらえる人になるために、おばさまのために日々靴を磨こうと思える。

個人的な経験として、人から受けた感動はその人に返すのはもちろんたが、他の人に"回す"ことをしたくなる。

自分が感化されて自分もそうなるということ。

時々そうして私によい影響を与えてくれる人々がいる。

ペイフォワードを実践することは悪くない。

この数週間、なぜあの人はニコニコしているのか、の問いが解かれると同時に、さらに他の"あの人"があの時ああ言ったのはなぜか、あの人の行動原理はこれなのではないか、など、他の点と点も繋がっていった。

Sからは高慢さや傲りは感じられないが、意識的に人に対していい影響を与えよう、という心づもりがあったのではないだろうか、という気がしてくる。

模範として善く生きること、それを誰かが受け取り善意をペイフォワードしていくことはとても意義のあることだと思った。

 

ロンドン一人旅 3日目まずはテートモダン

ロンドン3日目。
今日はテムズ川を散歩しつつ美術館2つをめぐる。
しかし、寒い。これは気温の問題だけじゃなく実は昨日の夜眠る時から寒かったので完全に風邪。

朝9時頃、昨日のアフタヌーンティーの食べ残しで朝食を済ませ外に出ると霧雨が降っていた。
ロンドンで初めての雨。
持ってきてた折り畳み傘を使う。これは今年の夏頃に駅前の売店で売ってた1000円の日傘。

多分今日テムズ付近を歩き回るのは断念した方がいい。明日予定している自然史博物館とナショナルギャラリーの方に予定変更した方がいい。どうせ気ままな一人旅なんだし。
とはいえ自分で組んだ予定を変更することができず、そのままウェストミンスター駅まで行く。
自由な一人旅…のはずか、がちがちに自らの予定に縛られていた。
こういう時、私ってなんて遊びのないつまんない人間なんだと思う。

平日のロンドンの朝の地下鉄は今回初。
ウェストミンスターなんてビッグベンもあるし永田町みたいな場所だから、通勤ラッシュを覚悟していた。
私がホームにつくとちょうど電車のドアが開いていたので反射的に小走りで滑り込む。
ロンドンの地下鉄は円形なので、サイドは少し屋根が低いが私くらいの身長だと十分収まる。
意外にも電車の中はさほど混んでいなかった。
乗車率ちょうど100%くらい。
私のすぐ後にロンドンのお兄さんが乗ろうとしてやめていたが、私としてはまだ3人はイケるのになんで???と軽く衝撃を受ける。

ウェストミンスターに到着。心なしか地下鉄のエスカレーターなど広いように感じる。
ビッグベン方面の出口を出るとTESCOがあった。
風邪薬かのど飴でも買おうと入ってみる。
海外ではスーパーで風邪薬が売っている、みたいな話をテレビで見たことがあったのだか、駅前のコンビニ程度の広さのTESCOにもちゃんと風邪薬があった。
錠剤の箱と、粉を溶かして飲むタイプのもの。ただしのど飴らしきものは見つからず、風邪薬もまだ買う勇気もなく、体調の整わない日のテンションの低い朝に、外国のレジであたふたすることが憂鬱すぎて結局何も買わずに出る。
ビッグベン方面に行くと銅像が並んでいた。

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ビジネスパーソンという感じのスーツの男性がチャーチルやら様々の銅像の写真を撮っていた。観光客には見えないし出張だろうか。

ウェストミンスターといえば、ファンタスティックビーストのエディ・レッドメインの出身地である。
ウェストミンスター生まれ、イートン校からケンブリッジ、生粋のエリート…

やはりロンドンといえばビッグベンなので、橋を渡りビッグベンが"あの"角度から撮れる方向を目指す。

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天気が悪い、しかも工事中…?知らなかった。
午後に雨が上がったので夕方頃に撮り直している。
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ウェストミンスター駅から橋を渡りテムズ川の反対側へ向かう。ロンドンアイと呼ばれる観覧車があり、周辺はなにやらレジャー施設っぽい。コンサートホールなどもあった。
ブルームズベリーの辺りと違って都会的で新しい建物が多い気がする。川沿いには広い散歩スペースのような道が広がりベンチがおかれ、横浜やお台場の雰囲気だった。

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どの国もどの街も、たくさんの家族連れや恋人たち、観光客を集めようとする場所は似てくるらしい。
ふとこのゾーンの入り口にあった空っぽの電話ボックスが思い浮かんだ。

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「ロンドンを象徴する電話ボックス」の廃墟

テートモダンに到着
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ここでも入場料は募金の5ポンド、それとパンフレットは欲しければ2ポンド払う。
近代アートの美術館だがとにかく広い。そしておそらく私だけが寒い。
この日はマリメッコの綿の長袖ワンピースに薄手のトレンチコートを羽織ってきちんとタイツも履いていた。首もとの赤いスカーフはほぼ防寒のために首に当てていた。

寒くてあまり作品の記憶がないが、ルパン三世複製人間でルパンが走り抜けるダリの絵(記憶の固執ではない方)が観れたのは嬉しい。
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他にも草間彌生のオブジェや現代アートらしいよくわからないものが多く展示してあった。
そんな中にドガの彫刻があったのは意外だった。

印象に残っているのは、学校の美術の授業なのか小学生の集団をよく見かけたこと。
小学生はある意味美術館を楽しんでいて、展示品の暖簾のようなものをツンとつついては、ピーピーという無機質で慎ましやかな警報が鳴るのを確認しては引率の先生に咎められ駆けていく、というのを繰り返していた。
ちなみに警報がなっても係りの人が血相変えてやってくる、なんてことはなかった。

寒さに耐えながらテートモダンを観てやっと小腹が空いてきた気がする。
地下鉄のロンドンブリッジ駅を目指してさらに川沿いを歩いていて、街でよく見かける「EAT」という店を見かけバゲットサンドとコーヒーをテイクアウトする。
ここでもコーヒーを注文するとき「コーヒー」と言ってしまう。ロンドンでもドーハ空港同様コーヒーという飲み物はなくて、日本で言うコーヒー(カフェとかでは大抵ブレンドと言ったりする)を頼むならアメリカーノといわなければならない。また店員さんにアメリカーノカプチーノ?とか聞かれる。
川沿いのテラスでランチをする。
しかし疲れているし風邪もひいているせいか、フランスパンで口のなかがボロボロになる。
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奥に見える街頭にくっついた丸いのは煙草の吸殻入れ。
確かお昼頃なので、川沿いの堤防に座ってタバコを吸う人やランチをする人でそこそこ賑わっていた。

歩きながら、テートモダンの後ろ側、川と反対側の街がいい雰囲気に見えた。一瞬あっちに行ってみようかな、と思ったがテートブリテンに行く予定だし、万が一道に迷ったりヤバいゾーンに行ってしまったらどうしよう…と思い断念した。
ちなみに、最近そのあたりをGoogleストリートビューで見たらマーケットとかあって楽しそうだった。

ロンドンブリッジ駅を目指す。
途中ミレニアムブリッジや、タワーブリッジが見えた。タワーブリッジといえば、ロンドンを舞台にした映画でよく見る場所である。ロイヤルセブンティーンとか、パディントンとかブリジットジョーンズの日記とかで。
ロンドンブリッジといえばファーギーの曲にあったよね。
ロンドンブリッジ駅のあたりは栄えていて、大通りをバスが行き交い風邪のせいもあって喉が痛かった。
ロンドンブリッジからまたウェストミンスターに戻り歩いてテートブリテンを目指す。
だいぶ明るく晴れていた。