日記

日記です

勝手にふるえてろ 観てきた

勝手にふるえてろを観てきました。
あれこれ言わないと気持ちが落ち着かない映画です。ネタバレで書きます。

ヨシカがもうある種の女子のテンプレだった。

普通、女子のテンプレというとパンケーキとコールドプレスジュース、ホットヨガと女子力、インスタ映えとパフスリーブで形成されている(とみんなが思っている)とすれば、ヨシカは裏テンプレである。

タモリ倶楽部が好きで上司のあだ名にフレディ(マーキュリー)を用いるというユーモアセンス、ビュルデサボンやらウーマンチャイルド系の服、絶滅動物というニッチでディープな趣味にお金を費やし、SNSはやっていない(後に手段としてやるけど)。

完全に、話しやすい仲良くなりたい女の子の要素を兼ね備えている。あと個人的にはSNSをやってないとかかっこいい。

しかし、ストーリーはこじらせ女子の痛い現実!をコミカルに描くという感じ。しかし実は視点をかえればアメリとか「セリーヌとジュリーは船で行く」とかにもならなくはない。

だってヨシカは絶滅動物という"自分の世界を持っているちょっと変わった女の子"と言えなくもないし、そうした映画のセオリー通り、"そんな女の子が勇気を出して一歩踏み出す"こともしている。

しかしそうしたアメリ的な映画を観たとき「でも現実はこうじゃねーーーよ!」と、キラキラした不思議ちゃんと目の前の現実を対比して落ち込んできたわけだけど、この勝手にふるえてろはそうならない。
なぜなら現実の世界でコミュニケーションの実戦をしていない、場数を踏んでいない、普通の恋愛下手な人が奮闘した結果ひどい転びかたをする、というようなことがちゃんと起こるので、「そりゃそーだわ…」と膝を打つ場面が多い。
アメリと違い羨ましい!可愛い!変わった女の子万歳!とはならない。ヨシカは絶妙に憧れない。

しかしながら、ヨシカを見ているとかなり自分の要素が濃い。
冒頭でも「会社で感情が動くとかありえない」というようなことを言っており、金曜日の飲み会はタモリ倶楽部があるから参加しない。
会社では自分の趣味(絶滅動物)の話はしないので、同僚から「私生活が謎」と言われる。

私って裏テンプレだった、と思ってしまい自分を重ねるのでヨシカが「二」という、こっちはまた表テンプレみたいな超普通、超大衆向けの営業マンとくっつくこと、普通に楽に恋愛できるタイプの人間と"正面からぶつかり""気づかされ"たりするのが嫌だ!

二を選べ!二に感謝しろ!と言われているようで嫌だ。

という気持ち。
つづく