日記

日記です

オフィスゴシップからの転職活動②

なぜか私の部では仕事がはやく終わった時など皆で帰る風習があり、面倒ながらも私もその集団下校で帰っていた。
ちなみに、元ラッパーはいつも定時ですぐ帰るので基本的に集団下校のメンバーは、私、部長(50歳女)、女先輩(40代後半)、40歳男(新婚)である。

その日も駅までそのメンバーで帰り、私は買い物に寄るといい、コンサバ女子と待ち合わせのカフェへ向かった。

この出来事において、私はコンサバ女子の味方といっていい心情ではあるが、やはりタイプが全く違うためすぐに会話に窮してしまい、早々にうちの部でも元ラッパーのことについて発表があったことを話した。

日曜日の出勤の時に、女先輩と40歳男には元ラッパーのことが話され、私も先週部長に呼び出された話をした。
「だけど合意なんていう結論になるのは納得いかないよね」
と、法的にはそういう結論になってしまうという不条理を嘆き、コンサバ女子への同情を示すつもりで話した。

しかし、意外にもコンサバ女子は逆上して「合意?!(部長は)合意なんて言ったの?!ていうか話してんのかよ!!!」
とキレていた。

私としては少し思ってた反応と違う…という印象だったが、コンサバ女子がキレた理由としては以下が挙げられる。

①合意
弁護士は、ラインのやりとりなどから判断して「拒否が見られない」という言い方をしており合意とは言っていない

②私の部の人に話した
誰にも言わない約束になっているはず。
「私には守秘義務があるから話すなとか言って自分は勝手に喋ってんじゃん!!!」
「私の背中さすりながら、大丈夫、弁護士に立ち会った人には守秘義務があるから、話して大丈夫だよ、とか言っといて味方みたいな顔してたくせに!」とのこと

③イメージ
「合意」なんて言えば、女先輩や40歳には自分が望んで性行為をした貞操観念の低いやつだと思われ、かつ、挙げ句訴えたように見え人間性を完全に疑われる。

ということで、コンサバ女子は泣いたり怒ったりと冷静さを完全に失い、会長に「合意何て言われてやってられない、辞める」という内容の怒りのメールを送り、営業部の部長にも辞めるとラインし、かなり取り乱していた。

私としては、部長が私たちに「話した」ということもNGであり、しかも「合意」が事実とは違う内容であったというのは予想していなかったため、コンサバ女子が完全にキレて会話が成り立たない状況に少し頭を悩ませた。
突発的に会長に辞めるとメールしたことで、明日は私も確実に部長から呼び出されるかなにかあるだろうと思ったので、一応私から聞いたことは内密にするようにと付け加えた。
というのも、先日の部長と女先輩との会議室でのやり取りの中でも、コンサバ女子の相談には乗らないでほしい、と言われていたのだ。
ちなみに、コンサバ女子の相談には無理のない範囲では話を聞くし、無理だと私が判断したら自分で断る、と言い特に部長からの指導は受けない姿勢を示したつもりである。

コンサバ女子がぶちギレてラインをしたために、そのカフェには急遽、営業部の部長と、たまたまオフィスに残っていたコンサバ女子の先輩も合流して、四人でテーブルを囲んだ。

コンサバ女子は「ひどい!ひどい!ひどい!合意なんて!そうじゃないのに、違うのに!!!誰も信用できない!!!!!」と泣きながら話し、ほとんどの時間、怒ったと思うと泣き出し、ひどい!辞める!を繰り返していた。

私は営業部の部長に、私の部で発表があったことを話し、合意が事実でないなら「合意」という言葉を使って説明するのは印象操作になるから部長のやったことは良くないと思う、と伝えた。

営業部の部長は「そうだよね、そうだよね、それはよくないね」と言い、全体的には自分の意見のようなものは言わずコンサバ女子を「辞めるなんて言わないで、ね、」という感じでたしなめていた。

その矢先、私には部長から
「今どこですか?家に帰ってからでいいので電話をもらえますか?」
という、薄気味悪い敬語のラインが入った。

営業部の部長は「いや、とりあえず何も返さないで、電話もしなくていいよ」と言ったものの、私はすでに既読にしていたため時すでに遅しであった。

コンサバ女子の先輩も「とりあえず適当に返して電話はしなくていいんじゃない」と、この場をこれ以上混乱させまいと私に何もしないよう言った。

しかし、私は明日も顔をあわせなければならない相手で、家に帰ってから(はやく寝たいのに)電話をするなど嫌だったし、電話をしないで持ち越して寝つきが悪いのも嫌だし、それにこのラインで電話できません、というのも不自然であるため、店の外に出て電話をすることにした。

会長から部長に連絡がいったのは明らかなので、正直逆上したコンサバ女子には頭をかかえたが、とにかく私は悪いことはしていない、と言い聞かせ電話をかけた。

電話にでると部長は私が今家かどうかを確認し、店の外にいると言うと話を渋ったが、家に帰ってからかけ直すつもりはなかったので、話すよう促した。
今なにしてるの?と言われたので友達とご飯食べてるけど大丈夫です。と答えたが、「Kさんといるんでしょ?」と言われ、嘘も思い付かないのでそうだと答えた。
以下やりとり
部長「あのこと話さないでほしかったんだけと、話すなって言ったよね?」
私「え?私は話していいと思ってたので、普通に話しちゃいました。話すなっていうのは、いつまでも泣かれてたら困るっていう話しじゃないんですか?」
部長「そうじゃないよ!傷つくから話すなっていったじゃん!」
私「いつまでもメソメソされちゃ困る、っていう話は、それは傷つくから言いませんよ、って言ったんです、ていうか、合意だっていうのは弁護士が出した結論だったら、それは当事者であるKさんは既に知ってることですよね?!それを何で話しちゃいけないんですか?!」
部長「いや……とにかく事の重大さをわかってない!!!あの時あんなに熱弁ふるってたじゃん! まあ、これは私のミスだわ、話すなっていうのわかってると思ってたけど、もっとちゃんと言っとくべきだったわ」

私「あー、まあ、私、○○さん(部長)にも守秘義務があるなんて知らなかったんで」

部長「え?私に守秘義務なんてないよ?あ、それに私、合意なんて言ってないしね」

以上がだいたいメインの会話である。
その後、
「この件にはもう関わらないでもらえる?業務命令だわ」
「どうせ"言うな"って言っても喋ってたと思うけど」

「あと、Kさんとは会わないようにして」

というパワハラ発言と私をなじる発言をして電話は終わった。







「それに私 合意なんて言ってないしね」




まさかの耳を疑う発言に、私は言葉も出なかった。


その後カフェに戻り、一通りどんな会話をしたか話し、私には守秘義務はないと言っていたことなどを伝え帰宅した。

コンサバ女子は私に部長からラインがあったことで会長にキレて電話し
「他の人に迷惑がかかるんで余計なことしないでください!!!!!は????ただの男女の痴話喧嘩?!!!ひどい!!!!信じられない!!!!謝罪してください!謝罪するまで話しません!」

というやりとりをしていた。

「男女の痴話喧嘩って、会長はずっとそう思ってたってことだね」
と思わず出てしまった。


疲弊だけして得るものがない時間だった。

取り乱していたコンサバ女子に、一つ質問をしたのだった。
法的に元ラッパーに何か罰を与えられることはないし、会社も元ラッパーを辞めさせることができない中、コンサバ女子としてはどうしてほしいのか?という質問をした。
しかし、きつい言い方にも受け取られ兼ねないかも、と思い「やっぱり、わかってほしい?」と付け加えると

「わたしはただ、わかってほしい」

ということだった。
(私が誘導尋問したと言えなくもないが)

そして後日、私はオフィスでちょっとキレて転職活動を本格的に開始するのであった。(ちなみに今日内定が出た。)

つづく