日記

日記です

ロンドン一人旅 4日目 V&A museum Savile Row ナショナルギャラリー

まだ時間があったので、ちょっとヴィクトリア&アルバートミュージアムに寄ってみた。

ここは、装飾美術とデザインの博物館だそう。

中は服の変遷やベッド、調度品、古い門の装飾などいろいろなものがあった。

日本のコーナーもあり、着物が展示されていたが、モダンデザインとしてロリータ服やキティちゃんのキッチン用品があった。

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展示品もさることながら、建物の中がすごい。

まず中庭

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www.google.co.jp

カフェも素敵

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これがこの人たちの日常か。

 

とにかく広くて荘厳で落ち着く。

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美しい天井

 

建物の中に修復室のようなものがあり、頼めばガイドさんに見せてもらえるようだった。

石造に布がかけられている修復室を見下ろしながら、かつては日常使いされていたものが、こうして美術品として展示されていることにすごく感動してしまった。

なんていうか、募金で美術館や博物館が見れるということもあって、芸術や文化は丁重に保管し尊重し、かつ開かれたものであるべきだ、と考えているのかもしれないと思うと涙が出た。

アダム・スミスの名言に「お金を稼ぐ目的は「教養」を学ぶためだ」という言葉があるらしい。

今気づいたけどイギリスの哲学者ですね。

美術館を巡る数日を送っていて、ここの文化はまさにそれを物語っていると思いった。

でも、大人になって社会生活を送っていると、資本主義の中で真っ先に切られるのはアートだの芸術だの文学だと思わざるを得ない。

直接的にはお金を生み出さないそれらは、経済が貧しくなると誰も買わなくなるし二の次三の次にされ、お金を生み出すものやお金を稼ぐ直接的な手段が奨励される場面に立ち会うことが多いので、真っ先にどうでもいいもの、価値のないものにまとめられて追いやられるというイメージだった。

お金を生みだすこと=価値

(お金を生み出さない=無価値 だからバンクシーみたいに高値で取引されるものや、ピカソルノワールみたいに何億するものは価値がある、それ以外は無価値だからやっても意味がない、みたいな)

と、少しずつ教え込まれる。

無意識にそう思っていた私は、そうじゃない、そうじゃない場所があるんだ、ということにすごく感動した。

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修復室

 

とりあえず、近いし寄っとくかくらいの気持ちで入ったものの、じっくり堪能するべき場所だった。

でも予定がつかえているので、あとはちらっとショップを見て帰る、つもりが買い物をしてしまった。

ここは1番ショップが充実していたかもしれない。

お菓子や雑貨のほか、カバンや服、アクセサリーなどなんでもあった。ちなみにわたしはここでリュックを買ってしまう。

せっかくだから、なにかMade in UKのものが欲しくて。

旅行中は何も高いものを買っていなかったので購入。

高いといっても1.5万円ほど。しかも空港で手続きしたら7£戻ってきた!

ここでもドキドキしながらレジに行き、毎回聞かれる「袋いりますか?」に対しての答え(今回はリュックとしてすぐ使うからNO)を用意して待つ。

でも、Noと言ってみたものの、ここの袋めっちゃかわいかった!貰っとけばよかった~

カードで購入し、かつTaxFreeの手続きもあったのでサインを求められた。

そこでいつものように漢字で名前を書く。

クールで真面目そうな女性の店員さんに無感情に「Lovely」と言われる。

あっ、またラブリーだ・・・と思って気づいたけれど、どうもこれ可愛いって意味で言ってないな。とやっとラブリーの意味を模索し始めた。

あとで調べて分かったんですが、Lovelyは“どうも”くらいの意味らしい。

女性でも男性でも使うけど、イギリス英語らしい。

これで腑に落ちた。

 

そして名残惜しいけど、ピカデリーサーカスへ向かう。

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ピカデリーサーカスはナショナルギャラリーに近いけれど、まずは行きたい場所があったのだ。

それは、Savile Row(サヴィルロウ)。

サヴィルロウという言葉が訛って「背広」になったとか。

有数のテーラーが集う地域なのです。

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もちろんここに来たのは、キングスマンにでてきたテーラーがある場所だから。

しかし、なにも調べずに行ったので後から気づいたのですが、「ここ映画の店っぽいな」という店は、本当に撮影で使われていて、店の門にはKingsmanの刻印があったらしい。

しらなかった。(しかも、セットだと思ってたパブも実在するらしい)

とりあえず写真を撮る。

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残念ながら道路工事をしていたけど、休憩中なのかちらほらビシッとスーツでキメた男性がみられる。ほんとうに着こなしが渋い。広告みたい。

 

ここはサクっと写真だけ取って、ナショナルギャラリーへ。

ピカデリーサーカス駅の大通りを通過するのだけど、本当に人が多くて繁華街という感じ。

フォートナムメイソンの路面店があったり、キャスキッドソンがあったり、教会の前でマーケットをやっていたり。フォートナムで紅茶を買おうかと思ったけれど、高くてひとまずやめにしました。というか日本でも買えるしね。

 

ナショナルギャラリーは目の前に広場があって外国らしかった。

ここにはギャラリーの裏からついたらしく結構迷ってしまった。

そんな時、道路の向かい側にまさかの看板を見つけた。

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PALL MALLである。

(カナダハウスという建物らしい)

もともとイギリスのスポーツの名前らしいですが、これ、煙草の名前だよね。

なぜ知っているのかというと、次元大介の煙草なんです。

ちなみに、ポールモールと書いてあるけど、ペルメルと呼ぶらしい。

(いろりろググると“ださいやつはポールモールと言う”というセリフが出てくるはず)

煙草と関係ないかもしれないけど、この通りに出会えてうれしい。

 

そしてやっとナショナルギャラリーへ。

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基本Donateは5£が多かったけど、ここは10£を呼び掛けていた。

しかもなんかスーパーの特売かのように声高らかに呼びかけていて、V&Aの感動が飛んだ。

にしても、さすがに1日3つ(間違えて入ったところを入れれば4つ)ギャラリーを巡ると脳が疲れる。

しかも私は連日かなり歩いていて、足の裏に水膨れなんかもできていたので、絵の印象が薄い。

みたことある有名な絵たくさん見たんだけど。

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ピサロ モンマルトル大通り雨の日の午後

 

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中もすごい

レオナルド・ダ・ヴィンチの絵もあって、劣化を防ぐために薄暗い場所に展示されていた。

宗教画が多かったかな。

ここで晩御飯にした。

お腹はあまりすいていなかったので、サンドイッチと紅茶と、甘いクッキーを。

スタバのサンドイッチみたいな冷たくてパンがデカい玉子サンドを食べた。

おいしくない、というか、もうこういう飯に飽きていた。

中華街とか行くつもりでいたんだけど、疲れていると、行くのも注文でビビるのも嫌でこうして済ませてしまう。

本当はイギリスでインドカレーが食べたくて、ピカデリーサーカスからここに来るまでさまざまなインドカレー屋さんを覗いたんだけど、これだ!って場所がなかった。

なぜインドカレーが食べたかったのかというと、かつて香辛料の輸入で栄えたイギリスは本格的な店が多いと聞いたことがあったし、中学生くらいに買った「カメラ」という本で、フランスからイギリスに船で旅行したカップルが夜中に着いたかなんかで、あいていたのがそこしかなくてインドカレーを食べる場面があったのだ。

だからなんとなく、イギリスにいったらインドカレーを食べようと思っていた。

(ちなみに、それは結局叶わずじまいで終わる。絶対にリベンジする)

あたたかい汁ものが食べたいと思った。

これまで、アルゼンチンで3週間、タイに3日、スペインに4日といったことがあったが、食事に関して和食が恋しいとは思ったことがない。

というのも、当たり前だけど、短期間で日本に戻るから。

だから、ロンドンでも「味噌汁のみてえ」などとは思わなかったけど、自分の今食べたいものをどうやって探せばいいのか、そして、その店に入る勇気があるのか、さまざまハードルがあり困った。

そんなわけで、4日目はまともなものを食べることなく終了した。

8時の閉館に向けて、確実にギャラリー内は浮足立っていた。

これから華金に繰り出すロンドナーによって、というよりかはギャラリーの従業員が明らかに閉めたそうにしているのだ。

警備員と学芸員(かどうかわからないけど)は談笑しているし、私たちをちらちら見ながら口元に笑みを浮かべて、鍵をチャリンチャリンやっている。

退勤の喜びが伝わってきた。私もこんな環境で働きたいな。

外に出るとまだ明るく、出口目の前に人だかりがあったので建物から広場を見下ろしてみると、黒人の大道芸人がパフォーマンスしていた。

ほとんど言葉を使わず、パントマイムで客を笑わせていたんだけど面白かった。

大道芸人は小道具をいくつか持っていて、例えばタオルがあるとそれを頭に巻いて、観客の中に入り、中東系の女性(布をかぶっている)の隣に立ち笑顔を見せて友達を装ってみたり、ロン毛の白人男性を広場の中央に呼び寄せ、両手を水平に保たせると、大道芸人は膝をついてお祈りをしたり(ジーザス)、たまたま広場を横切った人を追いかけるそぶりをしたり(落としましたよ!みたいな演技)、遠目で観ていても笑えた。

大道芸人は若者という感じはなく、もしかすると私より年上かもしれなかったが、全ての人に伝わるユーモアを披露していて、どういう経緯で大道芸をやっているのかとか、普段はなにしてるのか、とかいろいろと気になった。

ドキュメンタリーで特集してほしい。

自分がインディーズバンドのライブに行くからそう思うんだけど、こういう大道芸人にも固定客というかファンみたいなひとがいるのだろうか。

大道芸人目指してる人とか熱心に見に来てそうだな。

ちょっとしたハプニングに遭遇して楽しい金曜日になった。