日記

日記です

ロンドン一人旅 5日目 ポートベローマーケット パディントン コヴェントガーデン①

5日目。

いよいよ明日は帰国の日である。

今日は土曜日なので行ってみたかったポートベローマーケットへ行く。

この朝市は日曜以外毎日行われているそうだが、土曜日がメインらしい。

ポートベローマーケットといえばこれまで何度も名前だけは聞いてきた。

雑誌でもよく紹介されるし、何年か前ラフォーレの期間限定ショップではReemというリメイクブランドが出ていたが、ロンドンのポートベローマーケットから買い付けたヴィンテージの布で作った服が並んでいて、高いけど無理して買った記憶がある。

ロンドンにはポートベローマーケットという日常があることがなんともうらやましかったし、そこに縁がないことを悔やんだりもしてきた、憧れの場所だった。

 

朝8時に起きて出発の準備をする。

慣れてきたのか朝起きるのが少し遅くなった。

ポートベローマーケットがあるのは、あのノッティング・ヒル

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実はそんなに好きな映画じゃないけど「ノッティングヒルの恋人」や、飛行機で観た「パディントン」でも、ノッティングヒルとポートベローマーケットは出てきた。

 

朝食は、絶対に食べたいと思っていたイングリッシュブレックファーストを食べることにする。

本当は、地球の歩き方に出ていたブレックファーストクラブという店に行きたかったのだが(同名のアメリカ映画もあるし)、せっかくなのでノッティングヒル付近でいい店を探すことにした。

しかし、結局はパブ同様、通りすがりの普通のカフェで食べることとなる。

 

黒と赤を基調とした都会的で普通のカフェ、色合いからセガフレード・ザネッティを連想させる。

外のメニューで見た通りイングリッシュブレックファーストを注文しようとするが、メニューには微妙に違う2つの値段があり、上にシングルとダブルがある。

ここで考え込むタイプだけどポートベローマーケットが待っているので店員さんに違いを聞いてみると、どうやら量の違いらしい。

後から入ってきた男性はおそらくダブルを頼んでおり、お皿に盛られた具が全て2つずつ乗っていた。

念願のイングリッシュブレックファースト

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あのどろどろした豆!大英博物館でお弁当を広げてた男性も食べてた豆!

5日目にしてやっと口にした。

トマト味でちょっと甘目だった。

 

私はここでもチップを払うのかどうかに迷い、結局チップを払うタイミングがわからず払わなかった。

心なしかスペイン系のお姉さんが冷たかったように感じてしまう。

 

そして道なりにすすみポートべローマーケットを目指す。

かつて何度も雑誌の片隅で見てきたポートべローマーケット。

ヴィンテージのサグいアイテムがきっと見つかるポートべローマーケット。

 

ノッティングヒルのあたりは高級住宅街とあってか、たしかに小綺麗なマンションや家がならんでいた。

タワーマンションのようなものはなく、低層のちいさなマンションが多いので世田谷みたいだった。

 

歩いていると一人、カラフルな家のならびを写真に納める人がいた。

なんの変哲もないきれいなお家という感じなのて、なにか珍しいものでもあるのかと見上げてみると、なんとジョージ・オーウェルの住んだ家だった!

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偶然オーウェルの家を見つけたことに感動した。

ちなみに、この青い丸いプレートが、有名人の住んだ家には掲げられるらしく、たしかサヴィルロウのテーラーが入った建物も、かつては誰かが住んだ家だった。

日本人の名前もあるらしく、調べたとこ、夏目漱石が一時期住んだ家にもあるらしい。

こうしてかつて歴史的人物が住んだ家が、今も普通の人に受け継がれていることが羨ましいと思った。

 

しばらく住宅街をすすむと人が増えて徐々にテントが見え始める。

まずは入り口付近にはいかにも観光客向けと言う感じでタータンチェックスコットランド産のストールが売られた店がみえる。

もちろん私が探しているのはドープな古着やアンティーク小物なのでスルー。

さらにすすむと古着や雑貨などのほか、パンや焼き菓子、お花など本当に何でも売られている。

客層も、私はファッション誌でしかみたことがないからイメージになかったが、老若男女さまざまで、むしろ若者が多いわけでもなかった。

 

一通り店を見て回ったが、出会うはずだった運命の1着はどこにもないし、ありそうになかった。

いや、というか、朝から予感はしていたんだけど、実は明日には帰国という気持ちの落ち込みが、もう来ている。

明日には帰るんだと思うと前倒しで憂鬱な暗い気持ちになった。

しかも喉も痛いし鼻水も出るし、今日は日差しもあって暑い。

 

セインズベリーズでのど飴と水を買う。

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セインズベリーズはスーパーだけれどノッティングヒルの店は大きめのコンビニくらいのサイズで「まいばすけっと」を思わせた。

イギリスのスーパーに詳しくはないが、このスーパーは「フローズンタイム」という映画で主人公が深夜バイトをする店である。

映画の店はイオンみたいに広かった。

 

Locketsというレモン味ののど飴と、エアロのミント味、エビアン750ミリを買う。

ロンドンでは500ミリよりこのサイズを見かけた気がする。

そして全てキャップが落ちないようになっている。

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この写真は空港で

 

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のど飴

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Sainsbury's

パン屋や服屋を横目に、ゆっくり鼻をかめる場所をさがしマーケットの途切れた十字路に反れた。

 

風邪、喉の痛み、鼻水、日差し、体調の悪さと明日には帰る悲しさとで、テンションあげて買い物なんてできなかった。

 

ちなみに最近知ったことだが、このあたりは実話をもとにした古いサスペンス映画「10番街の殺人」で撮影に使われた、そして実際に事件のあったアパートが近い。

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リリントンプレイス

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黄色がラフトレードレコード

www.google.co.jp

鼻をかみおえてふと顔をあげると、見覚えのあるフォントが目に飛び込んできた。

「ROUGHTREAD RECORD」である。

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正直詳しいわけではないが、グラスゴーのバンド、ベルセバことベルアンドセバスチャンなどはこのレーベルから出ているはずだ。

多分ロンドンに暮らす私みたいなゾーンの女の子が、ceroとかヨギーを聴く感覚で手に取るのではないのだろうか。

私の好きな文房具店のお姉さんもベルセバがすきだし、ロンドンに行くというと、roughtraderecordという名前がすぐに出てきた。

 

ちょっと勇気を出して中に入る。

記念に何か欲しかったけれどなにも買わずに出た。

ああ、多分今日はそういう日になる。

何か欲しいけど何も買わない日だ。

 

午後にはカムデンマーケットにいくつもりのため、ポートべローマーケットは端まで行って折り返し、電車に乗るためパディントン駅まで歩いた。