日記

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子宮ポリープの手術してきました 後編

6月末、生まれて初めての入院、生まれて初めての手術をしに病院へ。

ちなみに、前々回病院に来たときの入院申し込み手続きの時に、持ってくる物などの冊子をもらったので、そこに記載してあったものを持参。

夜用ナプキン10枚、パジャマ、靴(スリッパではなく災害時走れるような靴)、曲がるストロー、プラスチックコップ、名前を書いたビニール袋(スーパーの袋でOK)その他、着替えのや歯ブラシなど。

もちろん入院の際は、すっぴん、ネイルなどもせずに行くことも明記されている。

1泊2日なので中くらいの手提げ袋にすべて納まった。

 

手術前日に病室の場所等の連絡が入るのだが、その際言われた通りに10時半に入院受け付けへ。

そして9階にある病室へと向かう。

縦に長いフロアは、中央に待合室のようなスペースがあり左右に病室がある。

エレベーター正面の待合室はテーブルと椅子が置かれお見舞いに来た人や入院中の人の談話スペースのようになっていた。

ここでは携帯電話も使えるので電話中の人もいる。

そこで待つよう指示され、しばらく待つと看護師さんが病室へ案内してくれた。

病室の入り口には自動ドアがあり、カードをかざして中に入る仕組みで、セキュリティがしっかりしている。

もちろん入院する人はそのカードが与えられたが、私は1泊なので全く使わなかった。

テレビと冷蔵庫は有料で使え、さきほどの待合室でプリペイドカードを購入して使う仕組みである。

鍵のついた貴重品ボックスもあり、付添いのない私の場合、手術中は看護師さんが鍵をあずかってくれた。

 

部屋で一通り説明を受け、さっそく手術用のガウンに着替え、手術において大学の研究に役立ててよいかの同意書や親族の病歴の紙などを記載していると、すぐに手術のための措置に入った。

 

ポリープの手術はまず子宮口を広げる措置が必要で、そのために(この病院の場合は)だいたい昼頃にその措置をして夕方手術という順番らしい。

そして前日、事前に先生から連絡があり、緊急手術が入ったので私の手術の時間が若干ずれ込むかもしれないとのことだったので、予定より早く準備が進められているようだった。

 

で、この子宮口を広げるのが、めちゃくちゃ痛かった。

子宮内をカメラでみる子宮鏡下検査も痛かったが、それと同じくらいか若干上回る痛さ。

子宮口を広げるには、海藻をもとに作られたという恐らくタンポンのようなものを子宮口に入れ、水分で膨らまして広げるらしいのだが入れるまでがかなり痛い。

めちゃくちゃ痛かったけど、これを乗り越えれば麻酔した手術なんて怖くない、怖くないさ、と思って耐え抜く。

痛いまま診察室からベッドに戻ると、点滴がはじまった。

例の海藻を入れてからも生理痛のような痛さが30分ほど続いた。

 

そして夕方と聞いていた手術は午後3時半頃にスタート。

「バタバタしてすみません」と何度も若い医師に言われた。

手術室までは普通に歩いて移動。

エレベーターに乗り5階につくと、よくドラマなどでみる「手術中」のランプが設置された部屋に着く。

 

そういうルールなのだろうけど、看護師さんに「これからあなたは何の手術を受けますか?」と質問され、「子宮ポリープの手術です」と答えた。

 

思ったより簡易的な、まるで待合室のソファのようなベッドに横になり、さっそく麻酔の注射を受ける。

ネットで子宮ポリープ手術を調べると、日帰りで全身麻酔の手術の話しか見つからなったのだが、ここでは部分麻酔(というか下半身麻酔?)。

脊髄に麻酔を流すもので、一応脊髄の麻酔を打った後は、脳の液?に影響が出る可能性があるため、4時間は起き上がってはいけないと説明を受ける。

起き上がるとめまいがしたりする危険性があるそう。

(これは手術直前じゃなく、入院してすぐ事前にきちんと説明してくれます)

 

で、脊髄の注射・・・めちゃくちゃ怖いですよね。

子供の頃、「金色のクジラ」とか「まあくん」(まあちゃんだったかな?)とか、病気になった子供を題材にした児童文学を読んでいたので、脊髄と言えばたしか骨の注射でめちゃくちゃ痛いと読んだ記憶があった。

しかし思ったより痛くなかった。

というのもその麻酔は、まずは局部麻酔で周囲の皮膚を麻痺させてから脊髄の麻酔をする。麻酔のための麻酔を挟むので、ちょっとした違和感くらいしかなかった。

しかし、人ひとり分の幅のベッドで背中を横に向けるのが一苦労だった。

だいたい、手術台では看護師さんがパジャマのズボンと下着を脱がせ、ガウンの下は全裸になった状態で横向きになり、背中を丸めて突き出さなければならない。

意外と背中を突き出す、が難しく「あ、ちがうちがう、おしりじゃなくて背中を出してください」と何度も直されるのだが、その時背中とおしり丸出しのびんぼっちゃま状態なので何とも情けなかった。麻酔を打つのは男性医師であるし。(多分年下の)

 

そして麻酔が完了し、颯爽と執刀医(いままで検査を担当してた先生)の登場。

しばし私の麻酔が効くのを待つ。

それにしても、意識があるまま手術をするの、めちゃくちゃ怖い。

だいたい、麻酔が効いてるかチェックされるのだけど、いまいち効いてる感じが無い。

「ここも同じようにスース―しますか?」と太もものあたりにアルコールを塗って聞かれるが、麻酔をしていない腕と同じようにスース―する。

ちなみに、手術中は左手に点滴、右腕に血圧測定のような物を巻かれ、両足に(麻酔で足が動かなくなるためか)なにかふくらはぎを揉むようなものを巻かれる。

 

ピッピッという機械音と、プシューという足を揉む装置の音、金属音の合間に、時おりラピュタのロボット兵のような音がしていた。

 

脚の感覚が鈍くなったあたりで手術がはじまった。

しゅんしゅんクリニックPも言ってるけど、手術する時に「あのポーズ」本当にやってなかった。(両手を内側に向けるポーズ)

でも一応執刀医が「これから子宮鏡下手術をはじめます」とか言ってたな。

カメラで子宮内を見ながらポリープを切る手術、さっそくなにかガッチリと機械が設置されスタートするが既にちょっと痛い。

しかも手術中に誰かの携帯が鳴って「はい、代理で出ております、ただいまオペ中です」と聞こえる。多分、手術中に携帯鳴るのそんなに珍しくないみたい。

 

まさか麻酔効いてないのでは・・・と絶望にかられながらも、メスが刺さるような痛みは感じなかった。

しかし、めちゃくちゃ痛かった。

麻酔した上でめちゃくちゃ痛いってアリなの?

さきほどの子宮口を広げる措置の時のような鈍痛、というかかなり激しい鈍痛が永久に続く。

さすがに10分か15分ほどして「あの、おなかが、痛いのですが、これは、普通なんでしょうか」と頑張って理性を保ちながら看護師さんに質問するも、執刀医に「ああ、生理痛のような痛みですよね」「モノは取れてるんで」と流される。

「はい・・・」と答えるけど、めっちゃ痛い時の生理痛の3倍痛い。

血圧を量っている右手が何か知らないけどめちゃくちゃしびれて手の形を保っていられなくなった。

もう絶望しながら痛みに耐え、ふと「1984年」のウィンストンが受けた拷問(体がねじられたり引き伸ばされたり、激痛らしい)って、こんな感じだったのか・・・と考えた。

おそらく30分程度で手術は終わり、とれたポリープを見せてくれた。

ホルモンみたいな肉片があった。

 

そしてベッドに乗せられたまま移動。

抗生剤の点滴を受けつつ4時間安静にします。意外と下腹部痛は続かず、その後の痛みもあまりなかった。

 

そして夜7時頃、看護師さん付添いで歩く練習をする。

下半身は感覚がないままあれこれ措置をされていたのですが、よく病室で見る尿のパックがぶら下がっていたので何らかの管がついていた様子。

それを看護師さんが外してくれ、点滴も外して歩く練習。

もちろん普通に歩けるものの、病室に戻って気づいたのだが、ベッドとガウンが血まみれだった。

それは出血がひどいわけではなく、単に看護師さんが付けてくれたナプキンが大幅にずれていたから。

確かに、ぜんぜんパンツ履いてる感覚ないな、なんか巻いてくれてたのに。と思ってたんだよな~。

でも、度々看護師さんが訪れては出血確認しますね、と言って下半身チェックしてくれてたのに。

見ると、夜用ナプキンを2枚つなげて贅沢にしつらえてあったのに、それにはほぼ血が付いておらずガウンとベッド(の吸収マット)にべったりついていた。

(けど割と病院内はガウンに若干の血のシミが付いた人はよく見かける)

それと晩御飯も出た。

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差額ベッド代のかからない1番安い大部屋(女性のみ)だったのだが、ベッドは4つだけでかなり広く使えた。

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しかも9階なので見晴らしも良く、遠くにスカイツリーまで見えた。

昔、祖母のお見舞いなどで行った総合病院の病室、ベッドが6つくらいあって、もうちょっと他人との距離が近かった記憶があるが、予想よりずいぶん快適だった。

 

翌朝、朝食を食べて退院。

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それにしても、病院、快適~。

何らかの病気で長期で滞在したら苦痛でしょうがないだろうけど、ポリープ取るだけ、1泊だけだと、こんなに病院って至れり尽くせりなのか~という楽観的な感想しかない。

飯は出るは、なんか医師とか看護師さんが見回りに来ては気にかけてくれるわ、私はただ寝たり本読んだりしてるだけ。

朝10時には退院して、およそ24時間の入院ライフが終わった。

記念に院内のスタバでコーヒーを飲み、体調も良かったので上野にクリムト展を観に行った。

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にしても、病院内にスタバ。

この病院で働く人たちは、昔から院内にスタバがあるくらいのことは普通だったのだろうな、などと考えた。

快適な環境でその優秀な頭脳を活かし、最大限に成果を上げることが仕事で、それを求められることは大変だがやりがいもある…的な。

(しかし後から大学病院の医師についてググったら、めっちゃ大変、ってことだけがわかった)

 

そして子宮ポリープの術後ですが、出血はだいたい5日くらいで止まり、その間も特にたくさん血が出るようなこともなかった。

抗生剤は3日分与えられ、今回は眠気もだるさも何もない抗生剤だった。

出血は生理2日目くらいの量が出るようなら病院に連絡するように言われていたが、何ともなくてよかった。

唯一ちょっとだけ困ったことといえば、尿の管を付けていたせいか、排尿時に若干痛みがあったこと。

それも退院2日目には改善された。

 

あとは今月半ばに術後の検査があるだけ。

 

そして入院・手術の費用ですが、51,000円ほどでした。

限度額適用認定証を請求していたけれど、ギリ使えない額。

今回の入院で初めて知ったのですが、世の中には限度額適用認定というシステムがあるらしい。

これ、入院手続きの時に病院からも説明があるのですが、高額な入院、治療費がかかる場合、所得によって上限が決まっているため、この認定証をだせば、退院時にその上限額までの支払いで済むらしい。

私はギリギリになって認定証を申し込んだ(自分の加入する健康保険組合に郵送で請求)ので入院時に手元になかったのですが、その場合でも後からお金が戻ってくるらしい。

 

あとは、病院の先生に診断書をもらい、生命保険会社に入院保険金の請求をするだけです。

夏のボーナスを手術費に充てるつもりでしたが、ボーナスの額はスズメの涙ほどなので、保険金早く請求したい。

以上、子宮ポリープ手術でした。