日記

日記です

漫画を読んだ

いろいろなミュージシャンが帯にコメントしてるエッセイ漫画を読んだ。
元々は友人が結婚することになったために、彼女のことを描こうと漫画をネット公開していたのが広がって書籍化されたらしい。

エッセイ漫画なので主人公が紆余曲折経て漫画を描き始めるまでがまとめられており、世代が近いためが、彼女らの愉快な幼少期のエピソードには知っているゲームやオモチャの話題も多かった。

この漫画をおすすめしてくれた人が好きなシーンとして言っていた部分がとてもよくて、読む前にそのシーンのことを聞きながら半泣きになってしまった。
そのためか、読み初めてからの期待値が上がったためか、エモイ!みたいな感情のピークは、その話を聞いた時が最も高かった。

と、いうことを言ったら、主人公がいろいろ悩みながら躊躇いながらも漫画を描くと決めるところ、描きはじめるところもよくなかったかと聞かれた。

確かに、過去にグループ展を始めたときなんかは、やってみたい気持ちと不安と葛藤が最も大きかったので、すごく既視感のある葛藤だったし、わりと誰もが通る最初のハードルだろう。(ただし、私には主人公のように「漫画を描くべきだ!」と言う友人はいなかったように思うが、友人がはっきり言ってくれるのは、主人公の人柄がいいからこそだろうなと思った)
幼少期には明るくいつも面白いイタズラをして、漫画を描いては友達に見せていた主人公が、大人になっていつの間にか、10代の頃の「無敵感」をすっかり無くし、私と同じただの大人になっているのは切なかったし、そこから再起する重要なシーンだった。

ところで私はというと、11月頃から、いやその前からいろいろと不調だった。
しばらく腕の痛みと痺れが続いていたし、原因は不明で、それでもネームを仕上げては編集さんにボツをくらい、明らかに編集さんとの打ち合わせも回を重ねるごとにテンションが下がっていく。
そんなわけで、11月はじっくり描き直すつもりでけっきょくズルズル、なにもかも保留の、考えるだけで何もしない時間が続いた。
何もしないことでより一層考えのドツボにはまる負のループだった。

そんな最中、「でも、やった方がいい…」と言ってくれる人がいた。それも2人いた。

例の漫画同様、やはり何か作っている人はそう言うのだ。静かに力強く余計な説明はなにもなく、ものをつくることをすすめる。

先の「やった方がいい」と言ったうちの一人は、この漫画をおすすめしてくれた人だった。

やった方がいい…
そういえば2年くらい前だが、友人が貸してくれた漫画がなかなか示唆的で、3冊のうち2冊は「あの時やっぱりやるべきだった」と過去を悔やむ話だった。

やっぱりあの時ああしていればよかった、の「あの時」が今なのだ。

やった方がいい、と言ってくれる人に感謝している。